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【2025年度】パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 交付団体 vol.3「NPO法人ケアラーネットみちくさ」の活動を紹介します!

【事業名】新たな認知症観 『地域で自分らしく暮らすには』

▼こうして助成金を活用しました!

新しい認知症観を広めるために、専門医のほか認知症当事者も参加した講演会の開催費用に充てました。

 

パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金
地域の諸課題に市民事業・活動として取り組む団体を資金や広報の面で支援するために、パルシステム千葉が2001年度から設置しています。

 

介護で孤立しないように

実母を介護した経験をきっかけに「カフェみちくさ亭」を、柏市にある実家を改修して始めました。今年(2026年)で13年目を迎えます。

認知症の介護は身体的な介助よりも精神面での負担が大きく、初めての介護に手探りで臨むうちに追い詰められ、うつ病になって入退院を繰り返しました。こうした経験から、介護者が一人だけで負担を抱え込まずに、介護する人もされる人も地域から孤立することなく、地域と寄り添えるような関係性が生まれることを期待して、オープン型のカフェスタイルを選びました。

現在、活動の中心になっているのは「居場所づくり」と「介護予防」です。

居場所づくりと介護予防を中心に

カフェみちくさ亭では、地域との交流の場として介護する人(ケアラー)が会話を楽しむ「ケアラーズカフェ」を週3回、認知症本人が集う「できるもんの会」を週1回、介護家族が悩みを共有したり情報交換をする「介護者交流会」を月1回、実施しています。また、フレイル(「健康」と「要介護」の中間の虚弱な状態)予防チェック講座や、アロマやドラム等のサークル活動を通じた予防事業なども行ってます。

 

このほか、千葉県全域を対象とする「若年認知症本人と家族inちば」を隔月で開催。認知症やそのサポートの実情をより多くの人に知っていただくために、講演等の啓発事業にも積極的に取り組んでいます。

本助成を受け、6月7日(日)には千葉大学医学部附属病院から専門医をお招きし、認知症講演会を開催しました。後半のパネルディスカッションには、若年性認知症と向き合いながら地域の支え合い活動を続けている当団体の代表も登壇。認知症について正しく知るとともに、地域における支援体制についても熱心に語り合いました。


クリックすると裏面も見られます

カフェではみんなが主役

「できるもんの会」は認知症になってもやりたいこと、やれることを実現し、本音で語れる場として毎週火曜日に開催しており、さまざまな方の交流の場になるようなイベントを企画しています。たとえば可愛いミニ鯉のぼり工作。賑やかな笑い声の絶えない雰囲気の中、色とりどりの縮緬(ちりめん)を使いながら、小さな鯉のぼりを完成させました。

また、最近行った潮干狩りでは、はじめのうちやり方がわからず戸惑っていた参加者も、いつのまにか楽しく砂を掘って貝を取っていました。

みちくさ亭のカフェには介護体験のある家族や認知症当事者が常駐し、一般の市民も利用できる地域に開かれた交流拠点となっています。月に13回以上オープンし、囲碁・将棋や健康マージャンを楽しみに通ってくる方もいます。飲まない・賭けない・吸わないを基本とする健康マージャンは、頭と指先を使いながら脳トレにも。

 


NPO法人ケアラーネットみちくさ
代表 布川佐登美さんより

認知症や、その一歩手前である軽度認知障害(MCI)になっても孤立せず、人とのかかわりの中で過ごすことが重要です。初期であればあるほど認知機能が改善したり、病気の進行を緩やかになる可能性が広がります。認知症と診断されてみちくさ亭に通うこと11年…要支援から要介護1程度にとどまっている方もいるくらいです。

認知症であってもなくても介護だけに目を向けるのではなく、生活者としての知恵を皆で分かち合っていきたいと思います。

 


【注】2026年6月現在、店舗兼住宅にするための行政手続きに時間がかかり、飲食の提供は休止している状態ですが、8月の再開をめざして準備中。改装工事中は近隣の公共施設で運営を続ける予定です。

 


お問い合わせ先

NPO法人ケアラーネットみちくさ

所在地:千葉県柏市藤心1-29-12
メール care.michikusa@gmail.com
ホームページ https://michikusa-net.com/