• 産直だより

第9回 産直だより『コア・フードとエコ・チャレンジ』

パルシステム千葉の産直担当です!

今回も『知ったらもっと好きになる』パルシステムの産直を紹介します。

今日紹介するのは「コア・フード」と「エコ・チャレンジ」!

産直は、作り手と食べ手がともに育むもの

 

パルシステムの産直は、健康で安心なくらしに貢献するため、農業の持つ多様な価値を見直し、環境保全・資源循環を基本におき、食と農をつないで、豊かな地域社会をつくることを目的としています。産直のベースにあるのは、互いの現状を率直に話し合える、生産者と消費者の対等な関係。産地の取り組みを確認し合い、課題を共有化して解決を模索する、独自の仕組みを作り上げてきました。日々の暮らしの中で、「作る」と「食べる」がともに支え合う。そのパートナーシップを育むための運動こそ、パルシステムの「産直」です。

産直協定を結ぶのは、全国トップレベルの産地ばかり。生産者たちと話し合いを重ねながら、栽培基準づくりや商品の開発に取り組んでいます。パルシステムでは「農薬削減プログラム」に取り組み、「コア・フード」「エコ・チャレンジ」という独自基準を設定しています。生産者と組合員がともに話し合いながら持続可能な環境保全型農業を広げてきました。めざしているのは、人体や環境への影響が大きい化学合成農薬を避け、化学肥料の削減を通して健康な土づくりを進めること。「コア・フード」と「エコ・チャレンジ」のマークが目印です。マークのないものも環境への配慮と、可能な限り化学合成農薬、化学肥料の削減に努める産直産地の青果です。

パルシステムの産直

コア・フード

 

有機JAS認証を取得した「有機農産物」、またはそれに準ずると判断された農産物。化学合成農薬、化学肥料を使わない、パルシステムのトップブランドです。

※有機JAS認証での使用可能資材を除く。

エコ・チャレンジ

化学合成農薬、化学肥料を各都道府県で定められた慣行栽培基準の1/2以下に削減。加えて、パルシステムの「削減目標農薬」の不使用を原則とします。

※青果は、除草剤、土壌くん蒸剤不使用。

表示なし

 

表示がないものも環境保全型農業に取り組み、可能な限り化学合成農薬、化学肥料の 削減に努める産直産地の青果です。

未来のために環境保全型農業

 

環境保全型農業とは自然の循環機能を活かし、農薬や化学肥料を減らして環境への負担軽減に配慮する持続可能な農法のことです。環境保全型農業を行う農地では、カエルやトンボなど多様な生きものを見ることができます。有機質肥料を使うことで土中の炭素蓄積量が増えCO₂の排出量が削減されたとの報告もあります。雨水は大地を通って地下水になります。健全な土を通れば水もきれいになります。生きもの、大地、水を保全することは、作物の安全にも必要なこと。食べる人、作る人の安心を守ることになります。

環境にやさしい農業

 

農薬削減の始まりは、組合員の「安心できる食べ物が欲しい」という声。農薬に頼らずに作物を育てることは、簡単なことではありません。草取りなどの手間がかかり、病気や害虫の被害にあうリスクも高く、作物の形や大きさにもばらつきが出て、収量は少なくなります。

それを支えるのは、おいしさや安全性、地域や環境への想いを大切にする組合員の利用です。「環境にやさしい農業」に取り組んでいくためには、食べる人と作る人、お互いの理解が必要不可欠です。

選ぶ、で変わる!

 

どんなに環境に配慮した農作物でも、食べる人がいなければ作り続けていられません。おいしく食べることで産地への応援になります!

作り手のくらしや環境にまで想いをはせ、この先も持続できる社会をともに考えたい。ひとりひとりが選んで買うことで、社会が変わる!よりよい未来を残すための”選択”を一緒に考えていきましょう!

pal*systemはずっと「エシカル」

新カタログ「ecore」(エコレ)

 

ecoreは昨年11月に創刊したパルシステム産直青果の有機栽培「コア・フード」と独自の栽培基準「エコ・チャレンジ」で栽培された青果の魅力を発信するカタログです。

口に入るものだからこそ、農薬に頼らない、やさしい農業を。そんな想いから生まれた独自の栽培基準「コア・フード」「エコ・チャレンジ」の野菜や果物を紹介しています。まるでわが子のように生産者が愛情をこめて育んだ作物を、全国の産直産地からお届けします!

何が届くかお楽しみ!有機野菜セット!

 

産直産地で育まれた旬の有機野菜がセットで届きます。時には珍しい野菜が入っていることも♪

カタログをチェックしてみてくださいね。

  • 毎日有機野菜セット 5品

  • おまかせ有機野菜セット 8品

まるごと使いたい!有機野菜!

 

安心して皮ごと使える有機野菜。素材を余さず食べて、食品ロスも削減です。

大根皮ごとパリパリづけ

 

材料:大根・便利つゆ・すし酢

作り方:食べやすい拍子切りにした大根を保存容器にいれ、大根が1/4浸かるくらいに、便利つゆ5:すし酢1の割合で入れて漬け込みます。漬け込み中、時折混ぜると漬けムラがなくなります。大根から水分が出るので1/4の漬けだれでOK!

大根・人参の皮だけきんぴら

 

材料:大根の皮・人参の皮・便利つゆ・みりん・ごま油

作り方:大根の皮と人参の皮は食べやすい千切りにして、ごま油で良く炒めます。量に応じて便利つゆとみりん(4:1の割合)をまわし入れ、ある程度つゆがなくなったら完成です。お好みでいりごまを振って♪

食べきれないものは冷凍保存!

 

食べやすい大きさに切って、水気を拭いたものを保存袋に入れて冷凍すれば使いたい分だけ使うことができます。冷凍野菜は解凍せずにそのまま調理に使います。みそ汁の具や炒め物にとても便利です!

きのこ類:石づきを切り落とし、割いたり、切ったりしたものを冷凍。
玉ねぎ・ねぎ:玉ねぎは薄切りに、ねぎは小口切りにして冷凍。
キャベツ・白菜などの巻いた葉野菜:ざく切りにして冷凍。
小松菜・春菊などの葉物野菜:根本を切り落とし、ざく切りにして冷凍。
大根・にんじんなどの根菜:半月切りにして冷凍。
かぼちゃ:種とワタを取り除き、皮ごと1㎝幅ほどのくし切りにして冷凍。
ブロッコリー・カリフラワー:小房に切って、冷凍。

※ いも類は0℃以下での保存は不向きです。日の当たらない冷暗所で保存しましょう。
※ トマトやきゅうりなど水分の多い野菜も崩れてしまうので不向きです。

ぜひお試しください!