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【2025年度】パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 交付団体 vol.9「よつかいどう野外保育さとのたね」の活動を紹介します!

【事業名】こども・地域と共に創る森の井戸掘りプロジェクト

▼こうして助成金を活用しました!

水道のない自然体験型野外保育のフィールドに井戸を設置するための諸費用に充てました。

 

パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金
地域の諸課題に市民事業・活動として取り組む団体を資金や広報の面で支援するために、パルシステム千葉が2001年度から設置しています。

 

四街道市で野外保育活動をしています。森や里山でスタッフだけでなくお母さんたちが交代で当番に入り、子どもたちを見守る協同保育が特徴です。1歳児/2歳児/3歳児/年中・年長児の4クラスがあり、里山散策、季節の手仕事、野外調理、創作、こどもミーティングなどの野外保育活動をしています。

子育てを一人で背負うのは大変だから

  • 子どもを育てる中で、困りごともうれしいことも分かち合っていく方が、気持ちがラクになることに気づきました。子育ての仲間たちと里山で自主保育を始めたのがきっかけとなり、この野外での協同保育のスタイルが確立していきました。

  • スタッフのほかに当番制で保護者も参加して、みんなで子どもたちを見守ります。父子活動や秋祭りなどの行事もあり、お父さんの参加も増えています。

当団体は千葉県自然環境保育認証制度による認証団体となっており、安全確保・安全管理など認証に必要な講習や研修を受けていますが、参加する大人が当事者意識をもっていることも重要です。スタッフと保護者でマニュアルを共有し、とくに野外では注意が必要とされるハチなどの危険な虫や災害への対策をしっかり学んでいます。

おおらかな自然の中で学ぶこと

子どもたちも自由に遊びながら、危険なことはしないということを自然と身につけていきます。

  • 周囲が土や木なので転んだりぶつかったりしても、案外大きなケガにはなりません。小さなケガを重ねながら、子どもたちは安全な行動を自然に身につけて成長していきます。

  • 自然の中での活動を選んだのは、自然も子どももコントロールできないという共通点があるからです。おおらかな自然の中で、無理して整えなくてもいいと思える子育てを大事にしています。

里山で、子どもを真ん中に大人も共に育ち合う

共同保育により、いろいろなお母さんがいろいろな子どもと関わり、ほかの子も見守ることで見方が変わってきます。子どもの行動によって大人も感性が広がり、子どもの多様な面が見えてきます。大人が子どもを導くのではなく、自然に囲まれたゆったりした場で大人も子どもといっしょに育っていく経験をお母さんたちが楽しんでいます。

1歳児の頃からずっと同じ顔ぶれで、子どもの成長と共に過ごしてきたという保護者によると、おかげで孤立化しないで子育てができたとのこと。たき火などの野外活動が日常の一部になり、大人にとっても都市型の生活では味わえない体験が得られているようです。

助成金で井戸ができたおかげで

1~3歳児は「たろやまの郷」での散歩が中心ですが、年中・年長児は水道のない「南波佐間フォレスト」をフィールドに野外活動をしています。以前は活動に必要な水を自宅から持ち寄っていましたが、パルシステム千葉の助成金を活用して井戸を設置できたことで、衛生面が大きく向上しました。水質検査の結果、沸かして飲むこともできますし、遊んで汚れても洗い流して帰宅できます。

ここは自然豊かな里山なので、既存の施設や家庭ではできない遊び方ができます。水が豊富に使えるようになったことで遊びの幅も広がり、この夏は水遊びを思い切り楽しみました。

  • 井戸をカバーする板にみんなでペンキを塗って、大事に使っています。

  • 地域防災井戸として登録しており、災害時は誰でも利用可能な井戸となっています。

もともとこのフィールドは、森林ボランティア団体「四街道フォレスト」を通じて地主さんとのご縁をいただき、里山の一角を提供していただいています。その「四街道フォレスト」をはじめ自然や子どもたちに関連する地元団体と共同で「たろやまの郷」をフィールドに稲作活動をしており、田植えや稲刈りなどお米ができる過程を体験する場となっています。

 

「さとのたね」がつなぐ縁

利用者として参加しているお母さんたちも、さまざまな活動を広げています。多世代交流「ごちゃまぜクラブ」は、「さとのたね」に関わる大人が中心となって、さまざまな世代の人たちがおしゃべりや料理などを通して交流する場です。自分の得意なことを教え合うことで、自身のやりがいにもなるし、地域の方にも喜んでいただいています。単発でも参加できるので気軽に利用してくれる人が増えています。

 

少子化時代の共同保育

子どもと共に感じ、考え、生きる大人が地域に増えることを目標にしているものの、保育園に預ける方が増え、利用者が減ってきているのも事実です。私たちの活動を多くの方に知ってもらうために、野外保育の体験会のほか、四街道市立図書館で「子育てカフェ」を開催しています。子どもを預ける保育園と違い、親子で共に育っていく活動を、家族ぐるみで理解してもらう工夫が必要だと感じています。

 

 


よつかいどう野外保育さとのたね
代表 岸本 梓さんより

大人が安心してつながれるコミュニティをみんなで担っていくことが大事です。保育以外にも地域に開かれた自然・子育て・くらしにつながる活動が数多くあります。自然の中で「子どもっておもしろい!」をいっしょに発見できたらうれしいです。機会があったらぜひ体験会やイベントにご参加ください。

 


お問い合わせ先

一般社団法人よつかいどう野外保育さとのたね

所在地:千葉県四街道市

メール satotane@gmail.com
ホームページ https://satotane-yotsukaidou.jimdofree.com
Facebook よつかいどう野外保育 さとのたね

Instagram https://www.instagram.com/satonotane