• 機関紙

Palnote vol-192 2025年11月3回号掲載突然おとずれる“そのとき”に
\準備が大切/介護する側のココロエ

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介護される人が心穏やかに過ごす…それはもちろん大切ですが、介護する側の人のくらしも大切にしたいもの。突然“そのとき”がやってきても慌てずに済むよう、事前の準備と心構えをしておきましょう。

パルシステム千葉ではパルシステムグループ共通の介護方針 「生協10の基本ケア」を柱とした、介護サービスを進めています。

これからの人はもちろん、現在介護中の方も今よりも充実した日々を過ごせるよう、今回の特集をぜひ参考にしてみてくださいね。

親が元気なうちにしておきたいこと

  • かかりつけの病院を決めておく
  • 親が住んでいる地域の自治体の「介護保険制度」の冊子を入手しておく
  • どんな介護を望んでいるのか聞いておく
  • 家族のキーパーソンと役割分担を決めておく

介護が必要になったらまずはここに連絡

親の居住地域の
地域包括支援センター・
各市区町村の高齢者相談窓口

介護認定を受けることによって、ケアマネジャーがケアプランを立て、介護サービスを利用することができます。

さまざまな介護の拠点として

サービス付き高齢者向け住宅
にじいろぱる松戸六実

パルシステムグループ内唯一の
サービス付き高齢者向け住宅

バリアフリー対応の2階建て住宅。入居時には、自宅で使用していた馴染みの家具などを持ち込むことも可能で、自分なりの心地よい住空間で過ごせます。居室にはナースコールを設置し、24時間365日、入居者の安全を見守り、毎日の安否確認はもちろん、心身の健康管理に努め、協力医療機関と連携して入居者の健康状態を把握します。

また、パルシステムの食材も一部取り入れ、栄養バランスにこだわった食事メニューは食べる意欲を促せるよう、見た目にも気を配っています。

  • 施設長 野口

施設内には地域とのつながりを目的とした地域交流スペースがあり、地域イベント等に活用しています。併設のデイサービス・訪問介護が連携を図り、一人ひとりに合わせたケアを提供して入居者が安心して生活を送れるよう対応しています。また、施設内で移動販売や訪問美容を行っているほか、季節行事やボランティアの受け入れも積極的に取り入れ、入居者のいきいきとした生活のお手伝いができるよう取り組んでいます。

  • 定期的にくる移動販売や移動パン屋は入居者の楽しみのひとつ。

 

デイサービス・訪問介護も

松戸エリアの拠点として、デイサービスと訪問介護の機能も併設しています。

利用者との密な関係性

デイサービス にじいろぱる市川里見

認知症対応型通所介護

認知症の方へ専門的ケアを提供することを目的とした、1日定員12名のデイサービス。日当たりの良いゆったりとした浴室にヒバの木の浴槽が自慢のお風呂は、ひとりずつ入浴ができます。アットホームな雰囲気と手作りの昼食も特徴で、認知症の方が落ち着いて楽しく安心して通うことができるよう、利用者ができることを引き出す活動を行っています。

  • デイサービス にじいろぱる市川里見
    管理者 並木

利用者と職員がいっしょにレクリエーションや体操を行い、家事作業はもちろんのこと、お昼ごはんやおやつのときはみんなで食卓を囲むなど、和気あいあいとしてとてもにぎやかです。専属の調理スタッフがパルシステムの食材を使用して毎日手作りするお昼ごはんは好評で、完食される方も。あえて毎日の献立は決めず、「今日は〇〇が食べたい!」という皆さんの声にできる限りお応えしています。


そのほかのデイサービス

●デイサービス にじいろぱる松戸六実
●デイサービス にじいろぱる船橋海神
●デイサービス にじいろぱる野田音女通り

利用者の状況に合わせた細かなケア

訪問介護 にじいろぱる野田

住み慣れた家で過ごし続けるためのお手伝い

介護福祉士やホームヘルパーなどの資格をもつ専門員が、要介護者や要支援者のご自宅に訪問して、入浴・排泄の介助、掃除や食事の準備等の家事援助を行う「訪問介護(ホームヘルプサービス)」。日常のことや何気ない会話をお互いに楽しみながら家事支援のサービスを提供しています。

  • 訪問介護 にじいろぱる野田
    管理者 原田

日常のことや何気ない会話をお互いに楽しみながらサービスを提供しています。訪問介護という業務は大変さを感じることもありますが、ヘルパーの訪問を楽しみに待っていてくださる方の存在や、生活上不安を感じている方の心の拠りどころになれたと思えたときは、ヘルパーとしてのやりがいを感じます。業務を通して福祉で地域を支えるとともに、利用者と心の豊かさを共有できる訪問介護の仕事は素晴らしいと思います。


そのほかの訪問介護拠点

●訪問介護 にじいろぱる松戸六実

4名のケアマネジャーが在籍
メンバーのチームワークが強み

居宅介護支援 にじいろぱる野田

介護の相談役。介護が必要になったら、まず相談を

介護支援専門員(ケアマネジャー)が、介護が必要になったときの手続きや介護保険のサービスをていねいに説明します。介護認定が下りたら、心身の状態などに応じた介護サービス計画(ケアプラン)を作成します。居宅介護支援にじいろぱる野田では4名のケアマネジャーが在籍し、ケアマネジメントが必要な方やご家族の希望、心身の状態や生活環境等を聞きとり、介護保険サービスが円滑に利用できるよう連絡・調整を行います。

  • 居宅介護支援 にじいろぱる野田
    管理者 原田

事業所では週1回所内会議を開き、事案の相談や情報共有、研修等を行っています。対応案件が生じた場合にはメンバー全員で考え、意見を出し合うことで新たなアイデアが浮かぶことも。在宅介護では、ご家族と同居の方やおひとり暮らしの方など状況はさまざま、ご要望もさまざまです。ていねいにお話をうかがい、その方が望むくらしに近づけるよう、より良い方法を共に考え支援しています。


そのほかの居宅介護支援拠点

●宅介護支援 にじいろぱる市川里見

つらくなる前に “ひとの手” 借りてみませんか

こころやからだに不調のある人の「介護」「看病」「療育」「世話」「気づかい」など、ケアの必要な家族や近親者、友人、知人などを無償でケアする人のことを「ケアラー」といい、その負担の重さなどが近年クローズアップされています。
「家族の世話は家族がするのは当たり前」そんな考えで、ひとりで背負い込んでいませんか?
辛くなる前に誰かに頼ったり、共通の話題のある仲間とリフレッシュしてみては?

  

「生協の夕食宅配」

毎日の夕食作りに加え、特定の制限食も作るとなると家族の負担も大きなものに。そんなときの強い味方が「生協の夕食宅配」。“ごはん付き”、“おかずのみ”など「普通食」のお弁当のほか、糖質を抑えたい方や塩分を控えたい方向けの「ヘルスケアおかずセット」など豊富なラインナップが人気です。

  • 一つひとつの素材を大切にしていて、塩分控えめで野菜も多く、毎日おいしくいただいています

  • 7種類以上のそうざい『こだわり御膳』

  • 週替わりの5食1セットの『冷凍おかずセット』

  • 16種類の中から 日替わりでお届けする『生協のおそうざい』

冷蔵でお届けだからおいしさそのまま
「生協の介護食・医療食」

やわらか・きざみ・ムースなど噛む力に合わせた介護食のほか、カロリー・塩分・たんぱく質を調整した医療食もご用意。冷凍すると食感が変わってしまう食材も、冷蔵で届けるから加熱しすぎることもなく「家庭で作る味」に近い状態に。塩分を抑えてもおいしく食べられるようしっかりだしを効かせた味わいが好評です。

  • ムース食

  • カロリー調整食

お問い合わせ:夕食宅配 受付センター
0120-228-566
受付時間 10:00~18:30(月曜日~金曜日)

 

家事支援サービス

掃除や洗濯など日々の「家事」をしっかりお手伝い。定期コースと、1回ごとのスポット利用が選べます。「しゃがむのが辛くて掃除できないことが気になっている」「退院してすぐに動けないので料理を頼みたい」などのご要望のほか、ご実家の掃除まで手が回らずに依頼される方も。ヘルパーさんと併用される方も増えています。

  • 高齢になり、窓掃除や水周りの掃除が大変に。できない場所だけでもと思いお願いするようになりました

お問い合わせ:家事支援事業推進課
0120-978-617
受付時間 9:00~18:30(月曜日~金曜日)

 

LPA講座&LPAカフェ

LPA(ライフプラン・アドバイザー)によるくらしに役立つ情報を学べる講座や、4~5名のグループでお互いの困りごとについて話し合う座談会形式の「LPAカフェ」など、気軽に情報交換できる場に参加するだけでもリフレッシュに!

  • 家にいると誰ともしゃべ
    らないので、いろいろな方の話が聞けてよかったです。同じことを思っている方がいて親近感をもちました

これまで開催した講座(一例)

  • 高齢者や障がい者などの財産管理
  • 今から知っ得! 相続講座
  • お金の話と「エンディングノート」
  • くらしと介護の備えについて
    〜将来のくらしや高齢期の介護について備えてますか~

 

お問い合わせ:組合員活動・コミュニティ政策推進部
047-420-2605
受付時間 9:00~18:30(月曜日~金曜日)