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【2024年度】パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 交付団体 vol.12「千葉県木育コーディネーター協会」の活動を紹介します!

【事業名】木育コーディネーターによる自然環境教育(里山保全)の推進

▼こうして助成金を活用しました!

「ちばの木のおもちゃ」のデザイン開発にかかる費用、四街道市でのイベント開催のために必要な備品購入費用、千葉県型木育を説明するパネルの作成費用、団体パンフレット増刷費用に充てました。

 

パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金
地域の諸課題に市民事業・活動として取り組む団体を資金や広報の面で支援するために、パルシステム千葉が2001年度から設置しています。

 

木育活動を通じて千葉県の森林に想いをはせる

千葉県全域で「ちばの木のおもちゃ」を活用したイベントや「県産材」を使用したものづくりを通して、千葉の森林の大切さを伝える活動をしています。

「ちばの木のおもちゃ」は千葉県木育コーディネーターが中心となり開発したもので、千葉県が県産木材に触れる機会を広く提供するために、市町村や民間団体等を対象として貸し出しを行っています。

 

現在50種類ほどあり、屋内の開催ではゲーム性の高いおもちゃが小学校高学年の子どもたちに人気なようです。屋外での使用許可も得ており、広場や公園などの開放的な環境で、親子でのびのびと木のおもちゃに触れるイベントも開催しています。木のおもちゃで遊ぶことをきっかけに、木が育った山のことや里山活動にも関心を持ってもらえるように声がけしています。

団体の設立により広がった活動機会

会を構成しているのは、千葉県が主催する「千葉県木育コーディネーター養成講座」で学んだメンバーです。団体を設立したことにより、各自治体や企業からの信頼が増し、大規模なイベントも開催可能になりました。

 

設立当初は14名だったメンバーも34名になり、今では県内ほぼ全域に木育コーディネーターがいて、地元に密着したイベントを展開できるようになりました。子育て支援に関わる方や木工作家、材木屋さんなど幅広い職業の方がコーディネーターとして活動しています。

地域や連携するパートナーの特性に応じた展開をめざして

千葉市、市川市、鎌ケ谷市などの都市部では「ちばの木のおもちゃ」を使ったイベントを各自治体と連携して開催しています。一方、南房総市では林業に携わる方も多く、種類豊富な森林の様子が見学できるイベントもあります。また、千葉県との連携では「木育コーディネーター養成講座」の講師を当協会で担当することもあります。

 

リクシル、イオンといった民間企業との連携も進み、モデルハウスやショッピングモールで木育イベントを開催しています。不特定多数の訪問客が訪れる商業施設のイベントは、活動の認知を広げるうえで大きなチャンスにもなっています。

倒木の様子を現地で見学

2024年11月に開催されたパルシステム千葉「子育てフェスタ」では、屋外でのイベントを開催しました。保護者の方も積極的に参加して楽しみながら、森林の未来について関心を持ってくれました。

 

イベントにたまたま参加しただけで終わってしまうのではなく、毎日の生活の中で県産材に親しんでもらえたらと思います。そのためには身近なところに県産材で作られた木のおもちゃで遊べる場が増えることが必要です。とくに常設の子育て施設で県産材で作られた木のおもちゃを使ってもらい、親世代の木育への関心を高められればと願っています。

千葉の木を使って千葉の森林を楽しもう!

今回の助成を活用して、千葉県型木育を説明するパネルも制作できました。とくにイベントに参加してくれた親世代に絶大な啓発効果を発揮しています。

これからも各地で木育イベントが開催されます。ぜひ、足を運んでみてください。きっと木の良さや活用の意義について知っていただけると思います。千葉の木の地産地消によって、千葉の森林を守る活動にいっしょに取り組んでいきましょう。

お問い合わせ先

一般社団法人 千葉県木育コーディネーター協会

所在地:千葉県千葉市

メール info@mokuikucn.org
ホームページ http://mokuikucn.org/