寺島農場

産地情報 千葉県旭市神宮寺200番地

日本一の生産量

寺島農場は千葉県旭市で「若芽ひじき」を専門に周年栽培している産地です。「若芽ひじき」は寺島農場のブランド名で一般的な名称を「おかひじき」といいます。シャキシャキでやわらかい、若い芽だけを商品として摘み取るので、「若芽ひじき」と名付けたそうです。有機栽培コア・フード「若芽ひじき」は寺島農場で3代にわたり栽培してきたこだわりの生産物なのです。食感はシャキシャキしていて、味も癖がなくどんな食材とも合います。緑が鮮やかで食卓を彩る名わき役です。カルシウム・カロテンなどが豊富に含まれているそうです。どんな料理にも合う食材として注目されている野菜です。
寺島農場は「若芽ひじき」の出荷量が日本一!
代表の寺島敏さん、奥様の恭子さん、長男の匠さん、
次男の心さん、三男の優さん、家族5人で担っています。

「若芽ひじき」は寺島農場のブランド名

若芽ひじきの栽培

おかひじきは山形県置賜地域の伝統野菜です。
山形で栽培研究がはじまり、周年栽培の確立、拡大を経て、1993年に生産拠点を千葉県旭市に移し(有)寺島農場が設立されました。山形の祖父の代から有機質肥料を大事に考え栽培してきました。
子どもが遊べる安全な畑(化学農薬や化学肥料を使用しない)で生産したものが、家族含め大事な人に食べさせることができる野菜。持続的に成長し続けられる農場とは、いつでもなんでも作れて、病害虫の発生が少ない土づくりができていること、すなわち自然に近いバランスの良い土壌です。人ができるのはサポートだけという想いで、土づくりをしています。
有機質堆肥も自家製です。自然木チップや野菜ジュースの搾りかす等を原料とした完熟堆肥と発酵した米ぬかを混ぜて作ります。土壌中の微生物を増やし、野菜が健やかに育つようにサポート!
害虫もトングや菜箸で除去。除草も手で一つひとつ摘み取り、ハウスの外へ出します。

  • 有機質堆肥。発酵が進み、微生物が元気になり熱を発している様子。

若芽ひじきの種は自家採取

【タネ】は農家の生命線であり、自分たちで使うものは人任せにはできないという祖父のころからのこだわりで、自家採取しています。「若芽ひじき」は一番最初の若い芽を刈るため、一つの種から一本だけしか収穫できないので、大量の種が必要になります。種が採取できるのは一年に一度だけ。種の品質と量の安定が必須で、種の確保は最重要項目です。だからこそ自分たちで生産し何としても確保するために自家採取を行っています。

タネの自家採取用に大きくなったおかひじき。出荷用の若芽ひじきは一番最初の若い芽を刈り取るため、ここまで大きくはしません。

これからの目標

作業の中には、日光をいれるためにハウスの屋根の清掃を行うなど重労働な作業もあります。社長である敏さんが率先して動くので、若き後継者3兄弟も負けじと動かざるを得ないそうです。そんな仲良い様子が分かる寺島農場の皆さんが掲げる目標は、もっと多くの組合員に「若芽ひじき」を一度でも食べてもらうこと。ゆくゆくは他の野菜も生産し『寺島農場が作った野菜が食べたい!』と言ってもらえること、なのだそうです。
頼もしい後継者が、自信をもって繋いでいく、祖父の代から「若芽ひじき」に人生をかけてきたそのプライドが寺島特産なのです!