村悟空

産地情報 千葉県旭市鎌数8578-1

村悟空(村=組合 悟=悟り 空=天の恵み)

天の恵みを受け、農業を理解し、生産者同士が共に天竺(理想の農業)を目指し進んで行くことから名づけられた「村悟空」は、千葉県旭市を中心に銚子市から九十九里町に亘る温暖な地帯で野菜を作っています。旭地区は、海を干拓した地域であったため、土には貝殻などのカルシウムが豊富に含まれ、海上から銚子に亘る高台の地域では、火山灰質の土壌で栄養が豊富に含まれています。海に近く、風通しの良い野菜作りに適した地域です。
代表的な生産物はきゅうり・ミニトマト・トマト・しょうが・大根・キャベツ・人参・春菊・ブロッコリー・とうもろこしなど、多岐にわたります。

村悟空の農業の特徴・こだわり

できるだけ農薬を使わずに、人にやさしい安全でおいしい野菜作りを進めています。
露地栽培では環境保全型農業を行っています。太陽熱利用による土壌消毒は、低コストであり、土壌の中の有用な微生物を残す利点もあります。また、連作障害防止や有機物の供給など、保護・改善効果に加え、雑草制御、病害虫の防除など様々な機能が着目されている農法「緑肥(カバークロップ)」も進めています。
ハウス栽培では環境制御技術の導入を進めています。温度・湿度・光・風・CO2養分など総合的に判断してハウス内の各種機器を制御します。それにより収量向上、病害虫発生の抑制、減農薬が可能となります。また、天敵資材の導入も進めています。天敵資材とは病害虫に対抗できる生物を導入したもので、減農薬栽培を助けます。

組合員交流

パルシステム千葉では毎年「バスで行く!村悟空 とうもろこし収穫体験」を開催しています。船橋周辺から大型バスで村悟空に向かい、青年部が交流のために育ててくれたとうもろこしを収穫体験します。ポキっととうもろこしを収穫するのが楽しくて大人も子どもも夢中になります。枝豆の収穫では、参加者みんなが一生懸命、豆を枝から外し用意された収穫袋に詰め込んでいきます。収穫体験後のお楽しみは、女性部「たんぽぽclub」の作った昼食。“夏美人カレー”を筆頭にたくさんの種類が並びます。どれも新鮮な野菜がふんだんに使われていて色とりどり!何から食べるか迷ってしまいます。村悟空によるクイズやミニトマトすくいなどのお楽しみコーナーもあり、最後には産直市も♪毎年、帰りのバスではみなさんぐっすり・・。大満していただいています。

青年部・女性部「たんぽぽclub」

青年部は人数がとても多く、次世代に向けて頼もしい産地です。青年部は青年農業者交流会等の参加や各センターまつりへの参加、産地交流会のための収穫圃場の栽培管理など、さまざまな場で活躍しています。
女性部「たんぽぽclub」は女性生産者交流会等の参加、産地交流会での料理提供、イベント交流、料理講習会等の参加、オリジナルレシピの開発に加え、毎年「農家れすとらん」と題した調理講習会も開催しています。「農家れすとらん」は楽しみにしている参加者も多く、“大根一本使い切り術”やトマトメインの“赤の食卓”など人気企画となっています。

青年部が交流のために育ててくれているとうもろこしはみずみずしくてとてもおいしい!

とうもろこしのヒゲと実の数は一緒だということをご存じですか?ついているヒゲはとうもろこしの雌花です。受粉に成功するとヒゲの数だけ実がなります!ヒゲがたくさんついているとうもろこしは実の数も多いということですね。