• 機関紙

Palnote vol-1 2022年1月3回号掲載【特集】より地域に寄りそう「くらし課題」解決を

パルシステム千葉は、2022年度に創立30周年を迎えます。
それを目前に、新型コロナウイルス感染症によって活動を大きく制限された2021年の振り返りと2022年の抱負を、佐々木理事長と新村専務理事にうかがいました。

新年の抱負、意気込みなど一言で

厳しい時代だからこそ、組合員どうし気持ちの通い合う活動に取り組みます!

2021年度の活動全般について振り返りをお願いします。

 新型コロナウイルスの感染拡大が収束せず、リアルで人と会えない毎日が続きました。一方で、組合員活動の可能性を改めて感じました。オンラインを活用した産直交流や食の学習会、環境・平和活動が活発に行われました。普段はなかなか会えない遠く離れた産直産地の皆さまともお話しすることができ、オンラインでも心の通い合うつながりを持てたと思います。

 コロナ禍で大変な思いをされている方も多く、4月から県内の協同組合や大学と連携し、組合員の協力を得てフードドライブなど支援の幅も広げました。誰もが住みやすい千葉にするため自ら動いてくれた組合員の皆さまに感謝するとともに、コミュニティ生協としてパルシステム千葉が地域にどんな恩返しができるのか、考えさせられる一年でした。

2022年度の活動方針についてお聞かせください。

 生協は、くらしのいちばん身近なところにある組織です。もっと明るく前向きになれるくらしを、私たちがどれだけ提供できるのか、「コロナ禍でできない」ではなく「何ができるのか」を考え、オンラインとリアルの両方を活用するなど、知恵と工夫を忘れない年にしてまいります。

 パルシステム千葉は、今年で30周年を迎えます。さまざまな多様性が問われている時代、どんな人であっても受け入れるおおらかさが、千葉の良さではないでしょうか。組合員の皆さまから、「こんなパルシステム千葉になってほしい」と声をお寄せいただけるとありがたいです。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

パルシステム千葉 代表理事 理事長 佐々木博子

新年の抱負、意気込みなど一言で

「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」の理念と向き合い、くらし課題解決のための挑戦を続けます!

2021年度の事業について振り返りをお願いします。

 上半期は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ほとんどの期間が緊急事態宣言またはまん延防止等重点措置下にあったことから、宅配利用の需要は高く、事業損益も好調に推移しました。10月には手狭になった市川センターを松戸市に移転し、新たな配送拠点となる「松戸センター」を建設し稼働しました。

 また、宅配事業だけではカバーしきれないくらし課題の解決に応えるため、新たなサービスも開始しました。介護事業ではサービス付き高齢者向け住宅「にじいろぱる松戸六実」を開設し、家事支援事業では家庭の排水管清掃等のサービスも始めました。仲間づくりではオンラインでの「プチパーティ」やSNSを活用した新たな営業手法等にもさまざまにチャレンジしました。

 組合員のために何ができるか、何をすべきかを絶えず考え、今後も新たな取り組みを大事に育てていきます。

パルシステム千葉30周年についてお聞かせください。

 30周年という大きな節目にあたり、ウィズコロナを念頭におきながらも組合員の皆さまと喜びを分かち合う年にしたいです。そのためにもパルシステムの価値を高め、事業やサービスをより充実させていきたいと考えております。30周年記念として取り組む内容は現在検討中ですが、組合員の皆さまへの還元や一緒に楽しめるような企画等も考えていきます。

 これからも組合員の皆さまからの信頼と期待を支えに、地域に寄りそった事業・活動を心がけてまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

パルシステム千葉 代表理事 専務理事 新村里志