Palnote vol-203 2026年2月3回号掲載海を越えた産直提携
『産地限定エキストラバージンオリーブオイル』産地
オレオエステパ社(スペイン)視察報告
2025年12月、パルシステムのPB商品『産地限定エキストラバージンオリーブオイル』を製造しているオレオエステパ社を訪れ、農園や工場視察を通してオリーブの生育状況や製造・販売計画について、確認や意見交換を行いました。パルシステムグループを代表してパルシステム連合会・商品委員会委員長を務める髙橋理事長が訪問し、オレオエステパ社や生産者の方々と交流して組合員の声を届けました。

国際産直産地「オレオエステパ社」の取り組みと軌跡
2011年
生協仕様の留型商品としてオレオエステパ社のエキストラバージンオリーブオイルの取り扱い開始
2015年
アンダルシア州でオリーブ生産の17の協同組合を束ねるオレオエステパ社と国際産直提携締結
今年で産直提携10周年。パルシステムでは年1回の産直会議のほか、2年に1度はスペインを訪問して産地との交流や視察を実施しています(コロナ禍では一時中断)。また、商品展示会での組合員交流や学習会の開催などを通して、国際産直への理解とオリーブオイルの利用普及を進めています。

2年前に植樹したオリーブの木は順調に 育っていました(2025年12月訪問時)
世界的なオリーブの不作やそれらに伴う価格高騰、農場で働く人の確保が難しいことなど、日本と同様の農業経営上の課題もあげられていました。そのような中でも、農業技術者を中心に栽培方法の研究、農作業の効率化と大型機械の導入などが進められています。
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代表理事 理事長
髙橋由美子
オレオエステパ社は、スペイン南部のアンダルシア州にあり、6万ヘクタール以上のオリーブ畑を有する生産者団体です。農薬をなるべく使用しない栽培方法とトレース可能な製造システムを導入するなど、環境保全や品質管理が行き届いたオリーブオイルを生産しています。
視察訪問にあたり、オレオエステパ社のアルバロ社長から「両者の関係を築くうえでとても大切な機会になります。有意義な時間にしましょう」と歓迎の言葉がありました。
今年のオリーブの収穫状況は、春に多くの雨が降ったこともあり、昨年に比べて良好であること、また、社員が働きやすくよい仕事ができるような環境をつくること、よりよいものを作るために試験場や検査場のリニューアルなどのプロジェクトを進めている等の報告もありました。
オレオエステパ社の1番の強みは品質、味はもちろんのこと、オリーブの木からオイルの製造まで、全て社内でコントロールし完結できていることです。さらに7,000名いる生産者が家族とともに継続して農業経営できるよう、エステパ地域の農場が先祖代々の伝統を崩さない環境を整えて社会的責任を果たしていることがもう一つの柱であるといいます。
生産の現場から食卓までがつながり、生産者から消費者まで関わる人々のくらしがよりよくなるパルシステムの産直の姿を確認しました。
引き続き言葉の違いを乗り越え、コミュニケーションをとりながら、オリーブオイルの利用普及、また、生産者と組合員の交流を活発化し、産直のつながりをさらに発展させていきたいと思います。

広大なオリーブ畑
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原料生産・製造、販売状況等について意見交換
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組合員の声を視聴するデイビットさん
アジアエリアマネージャー(パルシステム担当)





