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東日本大震災15年に寄せて決して風化させず、そして持続可能な地域社会をめざして

東日本大震災の発災から15年を迎えようとしています。震災によって犠牲となられた2万2,332名もの尊い命にあらためて深く哀悼の意を捧げるとともに、被災されたすべての皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 

 15年前、千葉県内においても津波や大規模な液状化現象、住宅の倒壊など、私たちのくらしの基盤を揺るがす甚大な被害が発生しました。当たり前だと思っていた平穏な日常がいかに尊いものであるか、私たちは身をもって経験しました。また、原発事故は、15年を経ても癒えることのない大きな傷を心身に残しています。復興庁によれば、今もなおおよそ2万6,000名の方々が避難生活を余儀なくされており、心穏やかなくらしを取り戻せずにいます。

パルシステム千葉 理事長 髙橋 由美子
パルシステム千葉 理事長 髙橋 由美子

 私たちはこの経験を教訓とし、組合員や役職員、生産者、メーカー、地域団体の皆さまとともに、自分たちのできることを追求し取り組み、この15年を歩んでまいりました。パルシステムグループとして募金活動や商品をとおした被災地支援、組合員や職員の被災地でのボランティア活動、産直産地との放射能対策、商品の放射能検査、防災・減災を学び備える企画の開催のほか、「東京電力福島第一原子力発電所事故被災者応援金」を通じた寄り添いの活動や再生可能エネルギーを中心とした「パルシステムでんき」の供給も続けています。

 

また、千葉県内の生協や地域団体とともに開催している「福島を考えるフォーラム」では、震災の記憶を風化させないよう、その教訓を次世代へとしっかりつないでいます。

電子紙芝居「請戸小学校 奇跡の避難物語」上映のようす
(福島を考えるフォーラム2026)

 しかし近年、原発の再稼働をめぐる動きが加速し、その是非が社会を二分するような状況も見受けられます。世界に目を向けると、武力行使や経済的威圧といった事象も相次いでいます。このような時だからこそ、一人ひとりが自分事として考え、多様な価値観を持つ人同士認め合い、対話を積み重ねていくことが、社会の分断を防ぎ、平和な社会実現への大きな流れを創り出すと信じています。

 

 パルシステム千葉は、2030年ビジョンとして「つながる力とささえあいの心で笑顔あふれる地域コミュニティをつくります」を掲げています。これからもコミュニティ生協として、組合員や地域の皆さまと共に、「ささえあいの心」をつなぎ、一人ひとりが尊重され、未来に希望を感じる持続可能な地域社会をめざしてまいります。

2026年3月9日

パルシステム千葉
代表理事 理事長

髙橋 由美子