【 2025年11月号】 秋の長雨に不足しがちな日照時間を補う“裏技”も
晩秋になりました。古民家の前にある柿の木は、いつまでたってもたくさんの実をつけています。鳥に食べられることなく、オレンジ色の熟れ過ぎた柿は、渋柿です。ついばんだ痕跡はないのになぜ動物たちは渋柿だとわかるのでしょう。渋そうなにおいでも出しているのかもしれません。
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晩秋を迎えた古民家と柿の木
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色も鮮やか、たわわに実る柿
この秋はすでにアブラムシが発生していて、どこからともなくハウス内に入り込んで野菜に付着しています。同じように栽培していてもアブラムシが出ない年もあれば大発生してしまう年もあるから不思議です。
とにかく虫に負けないように、日頃から作物を健康に丈夫に育てることが一番です。そこで肥料の調整や温度管理の精度を上げようと努力しているのですが、成長の要である太陽光だけは、こちらの思い通りにはいきません。農業の難しさを感じるところです。
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人参もだいぶしっかりしてきました
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冬季に向けて「中葉春菊」の試験栽培
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冬季用「リーフレタス」発芽は良好です
でも、裏技があります。お酢を水で薄めて葉にかけるのです。お酢には作物が太陽の光から作っている養分と似たような効能が期待できるとされ、日照が不足するときはお酢で養分を補給しています。こうして裏技を駆使しているものの、いつも順調にいくとは限らず、野菜作りの奥深さを感じるばかりです。
夕焼けのオレンジ色が少し寒々しくなってきて、種まきから収穫までに時間を要する冬がやってきます。ゆっくりと成長する貴重な秋冬野菜を楽しみに、これからも入念に準備していきます!
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「リーフレタス」栽培中
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「ほうれん草」栽培中
【9月実績】
供給高4,355,405円 (前年比107.4%、予算比88.4%)
供給点数10,022点 (前年比100.7%、予算比106.9%)
パルグリーンファーム「とれたて便」
日頃より「直営農場とれたて便」をご利用いただき誠にありがとうございます。
「とれたて便」の乳白色のポリ袋はリサイクルで回収しています。
今後の供給予定品目(テープの色)
「小松菜(緑)、チンゲン菜(赤)、みず菜(黄)、ルッコラ(黒)、ほうれん草(青)、べか菜(白)、里芋、さつまいも、ピーマン、グリーンリーフレタス、人参、中葉春菊」をお届けいたします。
※天候・生育状況などの理由で「品目」や「規格」が変更となる場合や「欠品」となる場合がございます。
※農作物を新聞紙に包んだ状態が長く続くと、ごくまれにインクが付着する場合がございます。
なるべく早めにお召し上がりください。
なお、新聞紙には植物由来のインクが使用されています。
◆パルグリーンファーム葉物野菜のレシピはこちら
産直サポーターやスタッフが考案した「小松菜」「ほうれん草」「チンゲン菜」のレシピを掲載しています。ぜひご覧ください。
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