• 機関紙

Palnote vol-100 2024年1月4回号掲載【特集】配達員の1日に密着!
思い入れのある商品を確実に組合員のもとへ

毎週決まった曜日に大切な商品をお届けするため、日々奮闘している配達員。今回は、「生産者と組合員の架け橋になれるのは我々だけ!」という使命感をもつ、松戸センターの武田さんの一日に密着し、その仕事内容をご紹介します。

  • 松戸センター 武田泰地
    前職は警察官。体を動かすことが好きで、生協の配達員の仕事に魅力を感じて転職。高校時代にはバスケットボールに打ち込み、同僚には「健康オタク」と呼ばれるほど食に対してストイック。スポーツ観戦が大好きな入協3年目の26歳です!

 

出勤
出勤後、着替えて免許証やアルコールチェックなどを済ませたら自分自身のコースボックスの配付物や申し送り事などを確認しながら、朝礼開始まで待機。同僚とのコミュニケーションを取る大切な時間です。

  • 8:50 朝礼
    運転や当日の積み荷の注意事項などが全体に伝えられます。日々配達する荷物の状況は変わるので、一言も聞き逃せません。

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    水やジュース等の ケース飲料、ねぎや大根等のかさばる野菜類は別で納品されるため、配達員が各自で積み込み。

\こぼればなし/

制服のご紹介!

基本的には夏・冬とも動きやすいポロシャツを着ていますが、夏は暑さ対策として「空調服」や、ハーフパンツを着用することも。冬はジャンパーやブルゾンを着て防寒しています。

10:00~10:30 出発

一日に60~70件ほどのお宅に伺うので、トラックに積む通い箱(発泡スチロール製の保冷箱や折りたたみコンテナ)はかなりの数です。すべての準備が整ったら、車両点検を済ませて、いざ出発!

  • ウィンカーの点灯チェック!

  • 行ってきます!

\こぼればなし/

配達途中に商品を個人別にセット!

初めからすべての荷物が個人別にセットされているわけではなく、冷凍品や冷蔵品はまとまった状態で納品されます。配達しながらトラックの中で個人別にセットしてからお届けしています。

10:30~15:00 配達

なるべく決まった時間にお届けできるよう、万全の注意を払って安全運転で配達します。この日は、入協当時からのお付き合いでもある宇田川さんのお宅へ。直接受け取っていただけるお宅では、中の荷物を取り出してお渡しします。

  • 松戸センター組合員 宇田川さん

    いつも時間どおりに持ってきてくれます。荷物を出して玄関のところまで運んでくれるので、とても助かります。子どもや孫もパルシステムの商品が大好きなので、これからも彼にはお世話になりそうです。

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「配送端末」で状況を把握!

配達員は「配送端末」と呼ばれる端末でこまめに状況報告を行っています。組合員が「パルシステムアプリ」などで配達の状況を確認できるのは、これで逐一報告しているから。組合員との約束事が見られたり、不在・在宅ボタンを押すことで見守りサービスを登録している方に連絡がいったりと、これ一つでさまざまな情報を管理しています。

11:30 ちょっとブレイク

配達途中で軽く食事をとります。配達状況に合わせて柔軟に休憩をとっています。

15:30~16:00 帰着

皆さんから返却いただいたリユース・リサイクル品を分別してから降ろし、構内作業スタッフに渡して仕分けしてもらいます。

\こぼればなし/

「通い箱」のまとめ方

配達用の「通い箱」は、かさばって邪魔…そんなときは保冷箱の中にもう一つを入れて、さらに上からもう一つをかぶせます。折りたたみコンテナもたたんで重ねれば背が低くなりますよ。

16:30 事務処理

注文用紙がお預かりできなかった組合員に電話したり返品対応などを行い、今日の業務は終了。センター長に挨拶をして帰ります。

  • センター長「今日はどうだった?」

生産者の想いもいっしょに届ける

センターでは定期的に「商品学習会」が開かれて、生産者の言葉を直接聞く機会があるのですが、そこで勉強したことを組合員に伝えたら「さっそく頼んでみたよ。すごくおいしかった!」と言われてとてもうれしい気持ちになったことがあります。ただ「モノ」を配達するだけじゃない生協
の良さを感じました。

雨の日などちょっと大変なこともあるのですが、「ありがとう」の一言で報われた気分になりますね。これからも、「生産者の想いが詰まった」商品を皆さんのもとへお届けしていきます!

組合員一人ひとりに寄り添う気持ちで

センターでは商品の試食会を実施して、実際に配達員も食べて、生の感想を組合員にお届けするというような取り組みを行っています。ダイレクトな感想が伝わるのって、生協の醍醐味ですよね。そのほか、月に一度、安全運転指導の機会を設け、実際にあった事例などをもとに全員が学習しています。

また、たとえば「玄関の右側ではなく左側に荷物を置いてほしい」「赤ちゃんがいるからチャイムではなくノックしてほしい」などのさまざまな要望に、できるかぎり応えるようにしています。武田さんは、常に真摯な態度で業務に取り組んでいて、組合員からの評判もとても良いです。この調子で引き続き頑張ってほしいですね。

松戸センター センター長 石井 努