• プレスリリース

6年で127人の卒業後を応援社会的養護下の子どもたちの未来を報告

生活協同組合パルシステム千葉(本部:千葉県船橋市本町、理事長:佐々木博子)が参加する認定NPO法人ちばこどもおうえんだん(千葉市、湯浅美和子理事長)は5月27日(土)14時30分から、幕張メッセ(千葉市)で「こども・若者未来基金」の報告会を開催します。社会的養護下の子どもたちの“卒業後”を応援する同基金には、6年間でのべ58,920,667円の募金が寄せられ、127人の学びや自立を応援しています。

 

社会全体で子どもたちの応援を

 報告会では、児童養護施設「生活クラブ風の村はぐくみの杜君津」施設長の高橋克己さんが基調講演を担当し、社会的養護下で暮らす子どもたちの現状を伝えます。施設卒業後の自立の見守り活動を続ける助成者からは、公的支援を離れた子どもたちが置かれた状況や基金の運用状況などを報告します。

 児童養護施設などで生活を送る子どもたちは、原則18歳の成人を迎えると施設を「卒業」します。ひとり暮らしを始めても、学費や家財道具の準備、各種手続き等を誰の手も借りずにできる子どもばかりではありません。親族などのサポートを得にくい状況にあるなか、社会全体で子どもたちの自立を応援できるよう、施設運営での実体験を紹介しながら支援のあるべき姿を考えます。

応援の気持ちが6年間で6千万円に

 「こども・若者未来基金」は、社会的養護下の子どもたちが公的制度を離れる際の自立支援を目的に運用されます。基金は認定 NPO 法人ちばこどもおうえんだんが運営し、子どもたちへの金銭的支援と自立に向けた伴走支援活動を助成します。2015年から千葉市里親制度推進事業を受託し、県内生協団体(当生協含む)や労働福祉団体と活動を進めてきました。2017年度から開始した「こども・若者未来基金」では県内 3 生協(当生協、なのはな生協、生活クラブ生協)の参画のもと、事業を進めています。
 2022年度の呼びかけに対し、8,789,958円の募金が集まり、26人のべ31件の転居や学費、資格取得など自立に必要な費用に充てられました。呼びかけを開始してから6年間で、のべ58,920,667円の募金が寄せられ、給付人数は累計127人になります。

誰かに寄り添うための学びを

 助成を活用した子どもたちからは、「児童相談所で活躍していた保健師の方のように働きたい」「心理関係の仕事に就き、悩みや不安を抱える人たちの助けになりたい」「親の負担を減らすために就職し、お金の管理ができるようになりたい」など将来への希望の声が寄せられています。多くの人たちの応援の気持ちを受け止めて、自身も誰かに寄り添っていけるよう、それぞれの道を歩みます。
 パルシステム千葉はこれからも、利用者や地域とともに誰もがささえあえる社会づくりに向けて活動をしていきます。

 

「こども・若者未来基金2022」基金報告会 開催概要
開催日時 2023年5月27日(土)14時30分~16時40分
会場 幕張メッセ中会議室103号室(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
定員 100人(要申込・先着順)子どもの同席可
参加費 無料

 

この件についてのお問い合せは下記までお願い申し上げます

 

生活協同組合パルシステム千葉 組織・広報部
TEL 047-420-2605 / FAX 047-420-2400
ホームページアドレス https://www.palsystem-chiba.coop  / E-mail palchiba-hp@pal.or.jp
生活協同組合パルシステム千葉 千葉県船橋市本町2-1-1  船橋スクエア21 4階
理事長:佐々木 博子
組合員総数:25.9万人(2021年度末) 総事業高:356億円(2021年度末)