パルシステム千葉は、2001年度に「パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金」を設置し、地域の課題に市民事業・活動として取り組む団体に対して、資金や広報の面で支援しています。
今回、2020年度の交付団体の一つである『特定非営利活動法人 手賀沼トラスト』の皆さまの活動について、ご紹介させていただきます。
手賀沼周辺の開発が進み里山や自然が失われてきたので、景観や自然環境を守り、人と自然が共生する豊かで潤いのあるまちづくりを目的として活動を始めました。「地元で生きる・地元を活かす」をコンセプトに、幅広い年代の参加者が自分たちの興味や特技を活かして活動しています。
里山の自然や史跡などの保全、市民のふれあいの場の提供、有機(生態系)農業の体験、教育・普及活動、耕作放棄地や遊休農地の再生による地域の活性化、生活文化や芸術活動と多岐に渡っています。
*この他にも竹教室や養蜂など手賀沼周辺環境を活かした部会が15以上あります。
我孫子市・柏市を中心とする定年退職者、育児終了者、育児中の若い父母、幼児から小学生くらいまでの子どもと幅広い年代の方が参加しています。
活動場所は我孫子市西部、柏市との市境にあたる根戸城址および根戸新田(我孫子市根戸1349)です。
地域の農家からは遊休農地を託され、農機を貸してもらうなど良好な関係・連携ができています。我孫子市からは遊休農地活用の補助金が出ています。手賀沼流域フォーラムからはイベントの支援をしていただいています。
大人・子どもともに会員数が増えたので、コロナ禍でクラスターを作らない活動を心掛けました。外部者に参加を呼びかけるイベントや飲食を伴う活動を中止し、内容がやや淋しくなっています。それ以外は広い屋外での活動が中心ですので、三密を避けるなどの対策をしながら継続しています。また、公園や子どもの遊び場が限られてしまったため、トラスト山の活動に参加する親子連れも見られました。
会の運営を担う中心メンバーの引き継ぎを円滑に行い、子ども部会と大人部会との融合を充実させ、「地元で生きる・地元を活かす」というスローガンを実現していきたいと思います。
地元の農家などの地権者・行政・市民などの地元民が一体となって、「地元で生きる・地元を活かす」活動を展開し、豊かな里山景観を保全しましょう。
パルシステム千葉助成金の活用
子ども畑などで安全に使える小型耕運機、山の管理に使う小さめのチェーンソーを購入。子ども部会で活躍しています。イベントや勉強会のために長机といすを購入しましたが、今はまだコロナ禍で充分活用できず残念です。 |
所在地:千葉県我孫子市白山2-13-5
メール:info@teganuma-trust.jp
団体HP:http://teganuma-trust.jp/