生活協同組合パルシステム千葉(通称:パルシステム千葉)は、遺伝物質の特定部位を改変させる新しい技術「ゲノム編集技術」について、組合員を対象とした基礎講座を開催しています。
遺伝物質(ゲノム)の特定部位を改変する技術で作られた「ゲノム編集食品」については、品種改良の効率化などが期待される一方、食の安全や環境への影響を懸念する声もあがっています。
しかしながら、現時点ではゲノム編集技術を用いた食品について、安全性の審査や表示の義務はなく、知らずに体内に摂取する可能性があると言われています。パルシステムでは、消費者一人ひとりが正しい知識を持って、商品を選択していくことが重要だと考え、組合員に対し「ゲノム編集食品の規制と表示を求める署名」(※)への協力を呼びかけています。
さらに、ゲノム編集技術とはどういった技術で、どんな操作が可能なのか、そしてどのような問題点があるのか等、専門家を招いた学習会を開催しており、11月1日(金)にはパルシステム千葉 野田センター(野田市)で組合員・役職員計27名が参加し、ゲノム編集食品や食の安全について学びました。
千葉市の地域活動施設でも、同様の学習会を以下の日程で開催します。
学習会概要 | |
日時・会場 |
【千葉会場】 11月11日(月)10:00~12:30・パルひろば☆ちば(千葉市中央区新町18-10 千葉第一生命ビルディング1F) |
内容 |
講演:「危険性を強めた遺伝子操作食品?ゲノム編集のどこが問題?」 |
※パルシステムグループでは、遺伝子組換え技術で生産された作物およびそれを主原料として使用された食品は原則として取り扱わないことを方針化しています。また、現行の表示制度における対象外の商品についても遺伝子組換え作物の使用状況を副原料まで確認し、組合員へ情報開示しています。ゲノム編集技術を利用して得られた生物は、遺伝子組換え作物と同様に食の安全や環境への影響等が懸念されています。そのためパルシステムでは、すべてカルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律)における規制対象とするとともに、食品衛生上の取り扱いについてもすべて遺伝子組換え技術と同様に規制対象とし、表示することを関連省庁へ求める署名活動を10月28日(月)~11月22日(金)で実施しています。
詳しくはこちら
生活協同組合パルシステム千葉 組織・広報部
TEL 047-420-2605 / FAX 047-420-2400
ホームページアドレス https://www.palsystem-chiba.coop / E-mail palchiba-hp@pal.or.jp
生活協同組合パルシステム千葉 千葉県船橋市本町2-1-1 船橋スクエア21 4階
理事長:佐々木 博子
組合員総数:24.6万人(2018年度末) 総事業高: 304億円(2018年度末)