パルライン職員が「優秀勤労障害者」で会長表彰受賞

2023年9月14日

「わかりあう」心を広めて、一人ひとりが大切にされる職場をつくります

パルシステムグループの物流子会社㈱パルライン(本社:東京都江東区、代表取締役社長:太田賜嗣夫)の福田勇直(ゆうじ)職員が9月13日(水)、「優秀勤労障害者」として「埼玉県雇用開発協会会長表彰」を受けました。カタログのセット業務に長年従事し、向上心を持ちながら職場の仲間へのフォローも欠かさない模範的な姿勢が評価されました。

他者への配慮を欠かさない姿勢が評価

優秀勤労障害者表彰は、公益社団法人埼玉県雇用開発協会(さいたま市浦和区、大村隆夫会長)が「模範的な職業人として職場において同僚などから信頼され、同一の事業所において勤続年数が原則10年以上」(表彰基準より抜粋)の障害者に毎年授与します。

福田職員は同日開催された「埼玉県障害者ワークフェア2023」の表彰式で、大村会長から表彰状を受け取りました。福田職員は、「このような大きな賞をいただき、職場のみなさんと頑張ってきてよかったです」と喜びを語りました。

▲表彰状を受け取った福田勇直職員

▲杉戸センター堀本博史所長(左)大野元裕埼玉県知事(中央)福田勇直職員

福田職員は、パルシステムの杉戸カタログセットセンターで17年以上、欠勤、遅刻なく勤務しています。利用者別にカタログをセットする丁合機は、高速で作動するため一定のスキルが必要です。福田職員は二人一組での滞りない作業に向け、職員同士で活発にコミュニケーションを取っています。新しく入社する障がい者にも声かけやフォローを欠かさず、社内でも頼りにされる存在です。

「機械調整がうまくいったときや仕事を教えた新しい人が上手になっていくのが嬉しい」とやりがいを話します。

▲宅配利用者へ届ける大量のカタログをセット

特性を「わかりあう」ことで安心できる職場

パルラインは2020年から、障がい者雇用マニュアルを全社員に配付し、外部講師の研修を実施するなどお互いが「わからない」ことで生まれる不安の解消に努めてきました。

専門の研修を修了した職場適応援助者「ジョブコーチ」を全12事業所に配置し、雇用定着をサポートしています。さらに社内資格の「ジョブサポーター」取得者は現在200人で、「障がい者への理解がある」との意思表示を込めた腕章とバッチを身に着け、障がい者が安心して働けるよう職場内で支えています。

3千人以上が働く社内全体の支援体制のもと、現在は商品やカタログのセットセンターなどで69人の障がい者が活躍しています。

▲障がい者への理解を示す腕章とバッチ

パルシステムのサステナブルアクション「超えてく」

パルシステムは一人ひとりの考えや行動から、よりよい未来のために“半歩先”へ進むことを「超えてく」として、さまざまなサステナブルアクションを呼びかけています。これからもパルシステムグループ一丸となり、多様な背景を持つ人たちがお互いをわかりあい、誰もが活躍できる職場づくりを推進していきます。

パルシステムのサステナブルアクション/https://www.pal-system.co.jp/koeteku