市川センター パルシステムのつどい2月②
2019/03/11レポート公開
開催日:2月26日(火)
イベントレポートサポーター:田中 綾香さん
「料理で学ぼう パルのNON-GMO」ということで、PLA(パルシステムライフアシスタント)の岡部さんを講師に、遺伝子組換えについて学んだ後、パルシステムこだわりの主原料も副原料もすべてNON-GMO(遺伝子組換えでない)牛乳(牛の飼料がNON-GMO)、顆粒コンソメ、みそを使って調理実習をしました。
●遺伝子組換えってなぁに?
遺伝子組換え技術は、例えば「特定の除草剤を撒いても枯れない」「葉を食べた虫の消化管が破壊される」など、手間をかけずにたくさん収穫するためなどに使われる技術ですが、歴史はまだ50年と浅く、自然界で起こり得ないことが起きてしまう可能性があり、この技術で作られたものが本当に安全なのかなど、まだ分かっていないことが多いそうです。
日本では、まだ商業的な栽培はされておらず、輸入のみですが、代表的な作物にはとうもろこし、大豆、菜種、綿実などがあり、その多くは、食用油の原料や調味料、家畜飼料として使われています。
日本では遺伝子組換えの表示義務が限定されているため、市販の加工食品の調味料、油脂、添加物などに輸入遺伝子組換え原料が使われていても表示には載っていない可能性があります。
つまり、私たちは気付かないうちに遺伝子組換え食品を口にしている可能性があるのです。
生態系・環境への影響や、安全性への不確かさから、「未来のために、変えられない想いがある」とパルシステムは遺伝子組換えに「NO!」の姿勢を貫いてきました。「国産」「産直」を商品づくりの核にしています。
●パルシステムの遺伝子組換え4つの表示
・GMO不使用(青色のマーク)
主原料も副原料もすべてNON GMO
・GMO主不使用(緑色のマーク)
主原料はNON GMO、副原料は不分別
・GMO副不分別(緑色のマーク)
主原料は対象外、副原料は不分別
・GMO不分別(灰色のマーク)
主原料が不分別の可能性
※主原料:原材料の中で、水を除く重量割合が5%以上のもの、副原料:5%未満のもの
NON-GMO(青色のマーク)を目指して、見直し、切り替えが検討実施されています。
●調理実習
①アクアパッツァ
冷凍の骨取り赤魚の切り身と冷凍あさりを使って、調味料は塩こしょうのみ、工程も簡単でしたが、オシャレに仕上がりました。おもてなし料理にもオススメです。
②ミルク味噌スープ【こだわり食材使用】
・国産ビーフコンソメ
国産のビーフエキス使用、乳糖不使用、化学調味料不使用
・いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳
飼料の原料すべてに、非遺伝子組換えのものを使用。この商品として出荷できないと、安価で高温殺菌の他の牛乳として出荷せざるを得なくなる。→私たちが選んで消費することもNON-GMOの応援になる。
・産直大豆のみそ
産直産地JAおとふけの大豆「ユキホマレ」、国産米こうじ、塩は「海はいのち」、アルコール無添加で、酵母が生きているので、発酵、熟成が進む。
具材は野菜のみでしたが、コンソメとみそのコク、こだわりの牛乳でおいしかったです。ロールパンと共に頂きました。
③りんごのレンジコンポート
りんごと調味料を絡めて、電子レンジでチン。ヨーグルトとミックスナッツを添えるだけで、立派なデザートになりました。クリームのミニ鯛焼きと共に頂きました。
私たちの体を作ってくれる食べ物。
毎日手の込んだ料理をすることは大変でも、体にいいものを選び、逆に、こだわりの食材だからこそ、調味料や料理工程はシンプルでも、おいしく頂いて、元気でいられるのではないかなと感じました。これからもNON-GMOの商品を賢く選んでいきたいです。
パルシステムは、遺伝子組み換え(GMO)にNO!という姿勢で商品や表示にこだわりを持っています。しかし、「GMO不使用」などのマークを見ても、ピンとこない方、多いはず…。
そこで今回は、パルのNONGMO商品を使って料理しながら「GMOとは何か」学びます。知らないのと知っているのでは、食の選択が大きく変わりますよ!
※NONGMO(ノン・ジーエムオー)
遺伝子組み換え(GMO)ではない=非遺伝子組み換えを指す言葉です。
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試食(予定) |
・アクアパッツァ ・ミルク味噌スープ ・その他パンなど |
定 員:16人(応募多数の場合は抽選)
講 師:PLA 岡部 佐有里さん
保 育:なし
〆 切:1月18日(金)18:00
★当選の方のみ、1月21日(月)~25日(金)までに電話・メール・FAXにてご連絡いたします。
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