イベントレポート

イベントレポート

2021/03/26レポート公開

産直連続講座とは全国のパルシステム産直産地や生産物を知ってもらおうと、年間5産地の生産者と交流をもつ企画です。今年度第4弾は「アップルファームさみず(長野県飯網町)」とオンラインでつながりました。

 

「高密植栽培」のりんご畑から

人と自然の共生をめざし、環境にできるだけ負荷をかけない農業をすすめる「アップルファームさみず」の代表取締役、山下さんにいろいろお話しをお聞きしました。

はじめはりんご農園からの中継です。開催2日前に雨が降って雪はなくなっているはずでしたが、今日は朝から雪!あっという間に積もって、一面の雪景色となりました。雪風が吹いているなか、カメラマンとして奥様のえりさんにもご協力いただきながらの中継となりました。

アップルファームさみずでは、普通栽培と高密植栽培、両方のりんご畑があります。この日、見せていただいたのは「高密植栽培」のりんご畑で、比較的若い木が1m間隔できれいに並んでいました。通常栽培だと10年目からの収穫になりますが、こちらは定植して3年目から収穫可能とのことで、収益性、効率化を求める栽培方法です。果実生産性が高く、剪定や摘果作業も一直線に並んだ樹を横に移動するだけなので効率がよく、ハシゴなどもいらないため高齢者や体力の弱い方でも作業ができます。ただ、木が細いため天候や環境の影響を受けやすいなどのデメリットもあるそうです。この日のりんごも凍害防止のために一本一本、木の根元にはわらが巻いてありました。

栽培はすべてエコ基準(特別栽培基準)で、様々な工夫を紹介してもらいました。赤い針金のような「コンフューザー」はリンゴの天敵シンクイムシのメスのフェロモンを出していて、オスを惑わし繁殖を防ぐものです。他にも粘着板がぶら下がっており、小さな虫がくっついていました。それを見て、「今はこの虫がこのくらい出てきている」という目安にするのだそうです。このように殺虫剤などの薬になるべく頼らないように害虫対策がされていました。

土づくりについても土壌分析をして必要な成分を過不足なく補い、雑草には除草剤を使わずに草刈りをしています。害虫に対しても発生状況を観察して、状況をよく把握し、自然に任せつつ必要なところだけ手をかける栽培をしていました。虫や病気が多少発生しても大きな被害にならない限り、必要のない農薬は使わない!農薬に頼らなくても病害虫に負けない木に育っているのは、皆さんの多大な手間と愛情によるものだと思いました。

 

生産者として、生活者として

「作物を育てる環境は生産者にとって家族を含めた生活の場であるからこそ、農薬や化学肥料にはできるだけ頼らず、自ら安全と安心を実証していく」

「アップルファームさみず」が一番大事にしている基本理念のフレーズです。1973年から減農薬・有機質肥料に取り組み、現在はすべてエコ基準(特別栽培基準)に則って栽培しています。2003年には長野県「信州の環境にやさしい農産物認証」を取得しました。大事にしている基本理念がしっかり根付いています。

会員生産者は25名。中には新規就農者も多く、毎年行われる生産者講習会では20代~90代までの幅広い年齢層で勉強会を開いて意識を高め、生産者一体となって技術向上を図っています。また、「アップルファームさみず」「サン・ファーム」「青木農園」の3産地で「北信濃リンゴ会議」を結成し、勉強会への参加や共同開催などを通じて交流や情報交換を行っています。

 

りんごを使ってお肉を柔らかく!

お楽しみの調理実習は、山下さんのお母さんである和子さんにご協力いただきました。市川センタースタッフが調理する傍らで、和子さんが補足説明します。

メインメニューは「フルーティーチキン」。りんごにはお肉を柔らかくする成分が含まれていいるため、すりおろしたりんごに鶏もも肉を漬け込んでから焼いていきます。他にもレンジでできるりんごチップスを紹介しました。作った後はみんな一緒に試食タイム♪ 食べながらも和子さんからのレシピアドバイスが続きます。和子さんはレンジを使わず、なんと天日干しでチップスにするそうです。

産直野菜を使ったレシピを紹介♪
「フルーティーチキン」
材料
鶏もも肉250g、りんご1/2個、玉ねぎ1/2個
塩小さじ1/2、こしょう少々、薄力粉大さじ2、油適量
作り方
①りんご1/4をすりおろす。
②鶏もも肉は一口大に切る。
③ポリ袋に①・②、塩、こしょうを入れて揉みこみ、30分ほど寝かせる。
④玉ねぎはくし切り、残りのりんごをすりおろす。
⑤寝かせた③に薄力粉を入れてまぶす。
⑥油を引いたフライパンで玉ねぎを火が通る程度に炒めたら、周囲によせて、
真ん中にもも肉を入れ中火で軽く焦げ目がつくまで焼く。
⑦残りのすりおろしたりんごを加え弱火で5分程度、汁気がなくなったら完成!

 

最後の質疑応答の時間には、栽培方法からりんごの調理について、保存方法、子どもへの食べさせ方など、いろいろな質問が出て、山下さんはじめ、奥様のえりさん、お母さんの和子さんが楽しくていねいにお答えいただきました。参加者からは「おいしさ、安全性を守るための努力、ご家族のあたたかさ、全て伝わりました!そんな農家さんからのりんごを買いたい!と強く思いました。とても楽しい企画でした!」「減農薬の取り組みを知り、勉強になりました。アップルファームさみずのりんごは安心して食べることができます。」「ご家族でリンゴについて色々お答えいただいてとても嬉しく、そして貴重な時間だったなと思います。安全安心なりんご作り、ありがたくほんとに感謝です」などのメッセージが寄せられました。

開催前の準備、雪の中の中継、貴重なお時間を割いてご協力いただきました「アップルファームさみず」の皆さん、ありがとうございました!

雪の降る中、畑からの中継です。
育てているリンゴは20種類! 他に加工品も出しています!
作った調理をみんなで「いただきます」
1本の木から1シーズン50個くらい収穫します。

イベント概要

開催日程
開催日:2 月17 日(水)
開催時間10:00~12:00
(9:45~受付開始です)
会場
※この企画はオンラインイベントです
会場住所
※この企画はオンラインイベントです
参加費
無料
申込み〆切日
2月5日(金)
電話応募15:30 まで
QRコード・メール応募18:00 まで
★応募多数の場合は抽選となります。
当選の方のみ、順次ご連絡いたします。
お問合せ
パルシステム千葉市川センター
担当:地域活動運営スタッフ
TEL:0120-861-018(月~金 9:30~15:30)
メール:ichikawa-kumikatsu@pal.or.jp(24 時間)
情報掲載日:2021年1月11日

長野県北部のりんご栽培に非常に恵まれた風土の中で
減農薬・有機質肥料使用に取り組んでいる産地です。
現在は全てエコ基準での栽培です。
なかなか訪れることのできない「りんご産地」をのぞいてみましょう♪
1 アップルファームさみずより中継、紹介
2 生産物を使い調理デモンストレーション
3 質疑応答などコミュニケーションタイム

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募集:10名

※当選の方のみ、1月26日(火)~1月29日(金)までにご連絡いたします。

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