パルシステムのつどい・7月
2016/08/05レポート公開
開催日:2016年7月26日(火)
イベントレポートサポーター:高橋 沙織 さん
ふだんあまり考えたことのない水道水。出張講座が開かれるということで、夏休みの自由研究のテーマにもいいかも!と子連れで参加しました。
まずは現在の浄水場の数や位置、そして楽しい紙芝居で飲み水になるまでの浄水場のしくみを教えていただきました。なかでも検査が200項目にも及ぶことにはびっくり!こうして毎日安心してお水を飲めるのですね。
さて、座学のあとはお待ちかねの実験です。浄水場のしくみを目の前で確認できる機会などめったにないので、興味津々。まずは浄水場に入ってき たにごった水にPACといわれる薬品を入れ、ぐるぐるかき混ぜると…あら不思議!にごりが固まって底にたまり、お水が透明に。お次はまだ残っている小さなにごりをろ過する装置の登場。こちらに通して最初の水と比べると違いが歴然!さらに、においや色を分解するオゾン発生装置を作動。再度ろ過装置に注いで、めでたく水道水となりました!いろいろな装置一つひとつに役割があって、水道水になっていくのですね。
そして、最後の実験は塩素測定。蘇我コミュニティーセンターの水道水を使って、7日前の水道水と当日の水道水の塩素を測ると、7日前の水道水は法律で決められた塩素濃度より低く、当日の水道水は法律で決められた塩素濃度をわずかに上回る値であることがわかりました。昔は塩素臭 くて飲めないなどと言われていましたが、さまざま な工夫によって塩素濃度をギリギリまで抑え込み、安全とおいしさを両立することができるようになっていました。「現在、アンケートによると80パーセントの方には満足いただけていますが、残りの20パーセントの方にも満足していただけるよう、今後も工夫を重ねていきます」との言葉にはプロとしてのプライドが感じられました。
最後にはおさらいクイズや質問タイムも設けられ、充実した内容の学習会。講座のあとにはパルシステムのお菓子をいただきながら、水道局の方とおしゃべりを楽しむ時間もあり、あっという間の2時間でした。お水、大切にしなくっちゃ!!
ふだん見ることのできない、水道水ができるまでを、実験をまじえて楽しく学びます。
夏休みの自由研究に、環境を考えるきっかけに。
大人でも子どもでもどなたでも参加できます。
【内容】
紙芝居による安全でおいしい水ができるまでの説明。
安全でおいしい水が出来るまでの実演と体験。
水道水をおいしく飲む方法やクイズなど。
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◆講師:千葉県水道局
◆対象:小学3年生以上(小学生だけで参加の場合は会場まで保護者の方が送迎をお願いします)
◆保育:なし
◆持ち物:筆記用具・・飲み物用カップ
※応募多数の場合は抽選になります。
※当選の方には、7月5日(火)~7月11日(月)配送時、案内状をお届けします。