~パルシステム千葉の直営農場~
2021/05/04レポート公開
今年度初の産直交流企画でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、千葉県に「まん延防止等重点措置」が適用され、実参加での開催が中止となってしまいました。そこで急遽、オンライン開催に変更し、何とか「グリーン収穫祭」を実施することができました。
気持ちのよい青空が広がる中、パルグリーンファーム前の大きな看板から、椎名農場長によるガイドツアーがスタート!農場を見ると、農機具がたくさん映し出されました。「とれたて便」を出荷するときに使用する軽トラには、「はろうすぺしゃる」という名前がついているのだとか。そんな楽しい余談もありながら、作業場に向かいます。
そこでは普段、採れたての野菜のパッキングが行われています。いつも作業している藤森さんと産直スタッフが、30秒でいくつ小松菜を新聞紙で包めるか、競争!結果は歴然、藤森さんは8個、産直スタッフはわずか5個。日頃から1日800個を処理する藤森さんの手際の良さと丁寧さが光ります。まさに職人技!収穫してから一気に洗って、計って、やさしく包んで出荷される「とれたて便」の鮮度にも納得です。
パルグリーンファームでは有機栽培に近いエコ・栽培をしています。防虫対策として、ハウス内を80℃に上げる熱処理をしていました。葉の後ろについたアブラムシ退治はなんと手作業!「まだ初期なので1枚ずつ手でこすって退治します」と早速実演する農場長。薬品に頼らない栽培を続けるには、手間も時間もかかるのですね。「やっぱりご利用いただいている皆さんに喜んでいただきたくて、安心して食べてもらえるような野菜作りをめざしています」と話してくれました。
パルグリーンファームでは土壌分析をして、「土づくり」をしています。「地域の資源を活用して育てたものを、県内の皆さんに食べてもらっています。」という農場長。地域でとれた木くずを使用する資源循環型農業です! 現在、16棟のビニールハウスがあり、小松菜・チンゲン菜・水菜・ルッコラ・ほうれん草・サニーレタスが育っています。種まきでは、均等に穴をあけて種を落としてから土をかぶせる種まき器を使って見せてくれました。作業の際には、土が柔らかいため足跡がくぼんでしまうのを防ぐため、かんじきのような履物を履きます。土にくぼみができると生育に影響するのだそうです。細かいところまで気を遣って育てている様子が良くわかりました。
最後に収穫です。パルグリーンファームの大橋さんに実際に収穫してもらいましたが、こちらもまた作業が早い!1度に何株もまとめて収穫していました。パルグリーンファームで働いている人は、みな職人技が光っています。
1時間ほどのオンライン企画でしたが、途中、質問がいくつも飛び交い、答えながら農場長とも交流ができました。じゃがいもが育っている様子を見せてもらいましたが、こちらは6月に開催予定の「じゃがいも収穫体験」の畑です。
この日に収穫した野菜を、Zoomの向こうで一緒に畑を歩いた参加者に送りました。実参加での開催は中止となりましたが、オンラインで収穫の様子を見た野菜が自宅に届く嬉しさを感じてもらえたと思います。皆さんも機会があったら、ぜひパルグリーンファームに来てください!
※ 今後の開催もコロナウイルス感染拡大の状況を鑑みながら、実施を検討していきます。詳細はぱるのおと、ホームページでご案内していきます。
パルシステム千葉の直営農場、パルグリーンファームを訪れて小松菜・チンゲン菜などの葉物野菜の収穫を体験しませんか。身近な野菜だからこそ、育っている姿を自分の目で見たり、収穫を体験することで出会える感動があります。
自然環境を大切にし、成長を続ける畑の様子もどうぞご覧ください!
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◆定員:10組30名
※〆切後に抽選となります。
※ご参加は組合員ご家族に限ります。
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【抽選・当落通知】
〆切から1週間以内に当落通知を全員に郵送します。
【キャンセル】
当選確定後のキャンセルはキャンセル料金徴収の対象となることがあります。
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産直・農体験交流の開催にあたっては
感染症予防対策にご協力をお願いします。 |