イベントレポート

イベントレポート

2021/09/30レポート公開

「千葉のこめ豚」ってご存知ですか?

その名の通り、「千葉県産の米」を配合した飼料を食べて育った豚のお肉です。この学習会は、パルシステム千葉の組合員しか購入できない独自商品「パルシステム千葉のこめ豚(以下、千葉のこめ豚)」を知っていただこうと毎年開催しています。

パルシステムがめざす「日本型畜産」

はじめにパルシステムの食肉専門会社、㈱パル・ミートの山﨑さんから「産直豚肉」のお話です。

パルシステムがめざしているのは、日本国内で持続・発展できるような「日本型畜産」で、次の3点を推進しています。

1)地域の資源循環に配慮し、国産自給飼料の活用を進めます。
2)動物の生きる環境に配慮し、薬剤に頼らず健康に育てます。
3)食と農をつなぎ、「いのち」と「環境」を守ります。

㈱パル・ミート 山﨑さん

秋田県のポークランドを例に挙げ、休耕田などを活用して飼料米を育てる米農家と、その飼料米で家畜を育てる畜産農家が協力するモデルを紹介。こうした耕畜連携により資源循環が広がっていく様子を、図解でわかりやすく説明していただきました。

「千葉のこめ豚」も同様に“千葉の休耕田などで育てた飼料米を食べ、千葉で育った豚のお肉”で、地産地消を代表する商品です。さらに豚肉を余すところなくいただくために年間登録制にして、部位バランスに配慮してお届けしています。1頭単位(原則)がパルの産直!まさに組合員の理解と応援で成立している商品です。

動画でご案内 ~北見畜産(市原市)の豚舎から~

続いて「千葉のこめ豚」を生産している市原市の「北見畜産」から、豚舎の動画を見ながらの講義です。説明してくださったのは北見悠さん。代表のご子息で、現在、豚舎を担当しています。

豚舎全景の後、映し出されたのは母豚のお乳を飲んでいる仔豚たちでした。まだ生後10日ということで、お母さん豚が仔豚を潰してしまわないように柵が設けてありました。

生後25日になると固形食になり、お母さん豚と離すそうです。豚舎は分娩舎から生育に合わせて区切られていて、生後間もなくの仔豚から出荷間近の大きい豚まで並んでいました。

仔豚を大きく育てるには、まずお母さんに栄養をたっぷり取ってもらうことですが、太りすぎてもよくないので飼料の栄養バランスに気を遣うとか。出荷されるのは生後180日くらいで、体重は約110㎏くらいになります。豚舎には気温調整の設備もあり、1頭1頭を毎日細かく観察して育てていました。

生後50日ほどになると1部屋に30頭ほどの仔豚が入れられます。楽しそうに走り回っていました。(右上:北見悠さん)

出荷される豚。この作業が豚にとっても人にとっても重労働なのだそうです。

外に出ると、堆肥舎がありました。ふん尿は完熟発酵させ、堆肥化して地域農業に還元しています。豚舎を新築した際に出た廃材も、冬の薪ボイラーに有効活用されています。無駄なく資源を循環させている様子までよくわかる動画でした。

参加者と一問一答:乗り越えてきたご苦労から豆知識まで

参加者から、2019年9月に千葉県を襲った台風被害について質問がありました。当時のニュースでも大きく報道されていて、近くの鉄塔が倒れた影響で長時間停電し、空調設備が動かず暑さでたくさんの仔豚が死んでしまったそうです。大変なご苦労があったことがうかがえました。

山崎さん(左)と北見代表(右)

「豚を育てるうえで何が一番大変ですか?」との質問に、「電気や水がないことくらい」と答えたのは代表の北見さん。「大変なことはあってもつらいことなどない」「自分で選んだ道なのだから辛いとは思わない」と続けました。多くの参加者の胸を打つ、重みのある言葉でした。

「豚肉は食べますか?」との質問には悠さんから「組合員なのでこめ豚を買って食べてます」と回答。一瞬、驚きの空気が広がりました。組合員と同じ環境で実際に食べてみて、食味を確かめているそうです。

今度は北見さんからクイズです。「豚のおっぱい、いくつあるか知っていますか?」
参加者は指を使って答えました。正解は10~20個で決まっていないのだそうです。そんな豆知識や、一つ一つの質問に丁寧にお答えいただきながら、参加者との相互交流が進みます。

豚舎の奥まで細かな解説付きで見せていただき、とても有意義な学習会となりました。

みんなで食べよう!千葉のこめ豚 調理実習!

あっさりとした脂身が好評の「千葉のこめ豚」と、飼料米を生産している「サンドファーム旭」のお野菜を使って調理実習をしました。メニューは「さっぱりぶた丼」と「おやさい巻き」です。
登録制になっている「千葉のこめ豚」は、隔週で部位の異なる2種が届きます。今回は事前に参加者へ2種の豚肉をお届けし、調理しました。

さっぱりぶた丼

材料
  • 豚モモ小間        50g
  • きゅうり        1/2本
  • ミニトマト       3個
  • ごま油        大さじ1
  • 便利つゆ       大さじ1
  • しょうがのみじんぎり 小さじ1
  • 片栗粉        小さじ1
作り方
  1. モモ小間切れを1㎝幅に切る。きゅうり1/2を2㎜程度の輪切りにする。
  2. ごま油・便利つゆ・しょうがのみじんぎりを加え揉みこむ。
  3. 全体になじんだら片栗粉を加え、再度揉みこむ。
  4. 耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをして、電子レンジ(600w)で1分程度、加熱する。
  5. 一度取り出し軽くかき混ぜて、再度ラップをかけ火が通るまで、1分程度、加熱する。
  6. ミニトマトを1㎝角に切る。
  7. お茶碗に軽くご飯をよそい、上に豚肉きゅうりとミニトマトを乗せて完成。

 

オンラインで行う調理実習は、最初にみんなでデモンストレーションを見てから、各自自宅で調理をします。それぞれ調理ができ上がったら、みんなで「いただきます」をします。

「千葉のこめ豚」を食べてみた感想は、「脂身がさっぱりしている」「おいしくて食べやすい」など。参加者から北見さんへのメッセージもたくさん飛び出して、全員に聞く時間がないのが非常に残念でした。

夏休み中なので家族で参加されている方も多く、お子さんも楽しそうに作っている姿が印象的でした。「千葉のこめ豚」がおいしいことを、みんなの笑顔が語ってくれました。

産直交流では産地が身近に感じることができるような企画を続けています。知ればますます好きになる!産地とつながる「パルシステムの産直交流」を今後もよろしくお願いします。

イベント概要

開催日程
2021年8月26日
10:30 〜 12:30
会場
※このイベントはオンライン企画です。
参加費
1組500円
申込み〆切日
8月2日(月)17:00
お問合せ
TEL:047-420-2605
メール
palchiba-kikaku@pal.or.jp
組合員・コミュニティ活動推進部
産直交流課
情報掲載日:2021年7月5日

千葉県の耕作放棄地を復活させてお米を作り、そのお米を飼料にして育てた「パルシステム千葉のこめ豚」。それは次の世代に田んぼを引き継ぐためにも大切な取り組みです。

こめ豚の飼育を通して地域活性に意欲的に取り組む北見さんを迎え、学習会を開催します。豚舎の様子や北見畜産がどんなところにあるのか、耕畜連携や資源循環型への取り組みなど、いろいろお話しいただきます。

そして調理実習です。事前に「パルシステム千葉のこめ豚」を1セットお届けします!その他の必要な食材はあらかじめお知らせしますので、各自でご用意ください。みんなで調理デモンストレーションを見てから、各ご家庭で実際に作って試食します。

千葉のこめ豚を食べながら、北見さんから疑問・質問にお答えいただきます。食べてみた感想なども伝えていただいて、楽しい交流会にしましょう!

疲労回復や夏バテ改善にとても良いとされるビタミンB1たっぷりの豚肉とパルシステムの野菜とで、夏を乗り切るスタミナチャージ!聞いて・食べて納得の学習会です。

  ※【北見畜産】産地紹介は こちら

************************************************************

◆内 容

  1. パルシステム千葉のこめ豚学習会
  2. 調理デモンストレーション
  3. 各自ご家庭で調理
  4. 試食しながらの交流タイム

※事前に「こめ豚」1セットをご自宅にお届けします。

※調理に使用する副材料は各ご家庭でご用意ください。

************************************************************

◆募 集:30組(ぜひご家族でご参加ください)

◆参加費:1組500円 

※こめ豚発送後のキャンセル不可。

※応募多数の際は抽選になります。

 

  • 「Zoom」(オンライン会議ツール)を使用した交流会です。
  • ご参加にはパソコン(カメラ付)、またはタブレット、スマートフォンが必要です。
  • 〆切から1週間以内に当落通知を全員に郵送します。

 

 

飼料米を粉砕して消化を助けたり、ストレス軽減に努めて育てられています。
飼料米を粉砕して消化を助けたり、ストレス軽減に努めて育てられています。