【産直連続講座 】
2020/12/14レポート公開
産直連続講座とはパルシステム産直産地と生産品を組合員に知っていただくことを目的に、全国から5産地の生産者を招き開催しています。毎年、生産者の話を聞いたり、生産物のおいしい食べ方を教わったり、交流を深めてきましたが、今年度は残念ながら、コロナの影響でお招きすることがかないません。そのため、【新しいカタチ】でリモート版として開催しています。
今年度第1弾は11月24日(火)に「庄内協同ファーム」(山形県)の産直連続講座を開催しました。庄内協同ファームの小野寺さんから、産地の説明や、お米ができるまで、庄内協同ファームのまる餅についてなどたくさんお話しをしていただきました。
庄内協同ファームは「鳥海山」と「月山」に囲まれた庄内平野に位置した米作りに最適な土地柄で、稲作を中心に、野菜や果樹の生産と、農産加工などを組み合わせた複合経営をしています。「つや姫」などのうるち米、「でわのもち」もち米、まる餅などの餅類の通年商品をはじめ、茶豆や柿などの季節商品も取り扱っています。
食やくらしの安全と健康、自然や環境との共生という課題解決のために、有機農産物を増やす取り組みをしています。「豊かな自然環境を大切に」「安全とおいしさを求めて」という理念をもち、有機農産物の認証を受けています。
資料を見ながら、「お米ができるまで」をお話ししていただきました。化学肥料に頼らない農法として、プール育苗・紙マルチ・カモ農法などさまざまな工夫や取り組みがされていることを教えていただきました。有機農法は体にも環境にも優しい農法なのですが、時間と手間が必要となります。想いをもって有機栽培を持続してくれていることを感じました。他にも、広い田んぼが広がる中で作られるだだちゃ豆、2時間という開花時間の稲の花などたくさんのお話をしていただきました。
自社工場による餅製造のお話も聞くことができました。まる餅、玄米餅、よもぎ餅などカタログでもよく見かけますね。関東のお雑煮は四角く切った切り餅を使いますが、関西ではまる餅を使うそうです。その中でなぜ山形がまる餅なのかというと、江戸時代に食の豊かな庄内平野には京文化が流れてきていたそうです。そのため今でもまる餅が親しまれているということでした。食の豊かな山形には在来作物も多く、食文化も多様にわたり日本で唯一の「ユネスコ食文化創造都市」に登録されています。
小野寺さんはお話もとても上手で、質問にも丁寧にお答えいただきました。雑学や歴史も知ることができ、楽しく勉強できた講習会となりました。
講習会の後は、調理デモンストレーションです。ここでも小野寺さんが調理してくれました。
メニューは「鍋で炊く白米」「赤カブ酢漬けの天ぷら」です。ご自宅では「農家れすとらん」も営まれていて、調理はもちろん、盛り付けも素晴らしかったです!今回は見るだけでしたが、家でも作ってみようと思いました。
最後に参加者からいただいた感想やメッセージでは、「山形に行ってみたい」という方も多く、「小野寺さんの農家れすとらんに行きたい」という方もいました。すっかりみんなが庄内協同ファームの小野寺さんのファンになったことがうかがえました。オンラインでの交流でしたが、顔を合わせて言葉を交わすことで近くに感じることができたのではないかと思います。
ご準備から当日の調理までご協力いただきました「庄内協同ファーム」の皆さま、小野寺さん、ありがとうございました!
美味しいお米、コア・フードのつや姫の産地山形から「庄内協同ファーム」さんがリモートで参加!
産地の様子や、お正月に欠かせない白まるもちの魅力をお伝えします。
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◆参加人数:15名
★お申込み多数の場合、抽選となります。
★ご当選の方に、「参加のご案内、おやくそく」を順次ご案内いたします。
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