産地を知れば見えてくるおいしい理由
2019/10/04レポート公開
開催日:9月2日(月)
イベントレポートサポーター:横谷 雅子さん
パイ、ジュース、ジャム、コンポート…など、果物の中でも様々な用途に利用されるりんご。1年を通してよく見かける果物ですが、旬の時期や栽培サイクルは案外知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、そのりんご栽培について、秋田県にある産直産地「雄勝りんご生産同志会」の生産者、小野田さんに教えていただきました。
永年作物と言われるりんごは、花が咲き、受粉をして実をつけて収穫されますが、エコ栽培をされている小野田さんのりんご畑では、まだ雪の残っている時期に弱った枝を剪定し、農薬の使用を控える“焼付け作業”から始まり、春の開花期に花を付けた枝の中の中心花を残して、1本の木から約500個収穫できるようにします。
花の選定後、中心花に赤松と花粉を混ぜた物を手作業でひとつずつ付けます。そして、10日から14日後 に小さな実を付けた中から1個を残して摘果。
ここから数ヶ月かけて、実が育つのを待ちます。
こうした作業を経て熟したりんごは、その種類ごとの収穫時期に合わせて収穫され、厳しい品質検査をパスしたものが私たち組合員のもとに届きます。
ちなみに つがる→9月、王林→11月が収穫時期だそうです。
りんご栽培の一年のお話の後は、試食タイム。まだりんごの収穫時期でなかったため、この日は雄勝のりんごを使ったりんごジュースの試飲と、そのジュースを使ったケーキをいただき、りんごのおいしさを味わいました。
「雄勝りんご生産同志会」代表小野田さんのりんご園は、パルシステムの交流企画でも毎回訪れるおなじみの場所です。美しいりんご園を維持するためには大きな努力がその裏側にあります。生産者のこだわりや想いをぜひ知って下さい。
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◆講師:雄勝りんご生産同市会 小野田様
◆募集:40名前後(抽選あり)
◆保育:あり(定員:5名)
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