イベントレポート

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2021/12/28レポート公開

これまで「食」と「くらし」のさまざまな問題をテーマに開催してきたオンライン学習会「Zoomで学ぼう!わたしのたべもの」。今回は環境をテーマに開催しました。私たちの食卓は環境と大きなつながりを持っています。環境問題が食卓へとどのように結びつくのか、私たちに何ができるのか、改めて考える場となる学習会でした。

今回の学習会では人気商品「キャロっとさん」を製造するうえでのこだわり、プラスチックから紙ストローへ変更された経緯や企業努力についてお話しいただきました。講師はパルシステム連合会ドライ食品課の竹井さん、涌井さんです。オブザーバーとして参加したカゴメ株式会社の担当者にもお話を伺うことができました。 また、パルシステム千葉エネルギー政策実施検討チームより、パルシステムが取り組む、さまざまな環境活動について紹介し、現代の社会が抱える環境問題を取り上げました。

子どもに飲ませたい人参ジュースを!

「キャロっとさん」はパルシステムの人気PB商品「産直人参」と4種の果汁で作られています。すっきりとした飲みやすい、にんじんくだものジュースで、配合している人参は100%産直品。産地の応援にもつながっています。

  関連動画:子どもに飲ませたい人参ジュースを!『キャロっとさん』

パルシステムグループでは環境保全・資源循環型社会をめざし、さまざまな環境活動に取り組んでいます。その一つとして「キャロっとさん」のプラスチックストローを廃止し、紙ストローに切り替えました。きっかけとなったのは、海洋を漂流する「プラスチックごみ」問題でした。

プラスチックごみの削減に向けて

世界、国内の状況を見ても、使い捨てプラスチック製品の規制が始まっています。パルシステムも自然の恵みを活用しながら事業活動をしている生協として、この問題に取り組む必要があると考え、2019年5月、製造、流通、物流などのパルシステムと取引する団体で構成するパルシステム協力会と連携して「プラスチック削減プロジェクト」を発足させました。

  関連サイト:パルシステムプラスチック削減の取り組み

包装プラスチックの減量、再生プラスチックの使用、ラベルレスなどでプラスチックごみを削減し、環境負荷の少ない商品の開発に取り組むなかで、「紙ストロー」の開発が進められていきました。

プラスチックストローから「紙ストロー」へ

野菜ジュースカテゴリでNo.1のアイテム「キャロっとさん」「飲む国産野菜1日分」でプラスチック削減に取り組むことにこそ意味がある!というパルシステムの想いに応えてくれたカゴメ株式会社と、“使いやすさ“を保ちながら”環境負荷低減“を図るにはどうすればよいか…と一緒に試行錯誤を重ねていきます。学習会のなかでカゴメ株式会社の担当者は「パルシステムに背中を押してもらった」と言ってくれました。

紙ストロー化への難関は幾重にもありました。まず、飲みきりサイズの飲料用ストローは、通常「2段式構造」になっています。成形するのが難しい「紙」を原料に、伸ばしやすく抜けにくい設計・改良が繰り返されす。紙を潰さない程度につなぎ目を強化してようやく紙ストローができ上がると、今度は、既存の製造ラインではストロー部分が紙パックへ貼り付かないことが発覚します。少しの形状の違いでも、精密な製造ラインにのせられないのです。そこで、カゴメ株式会社は那須工場の1ラインに新たに紙ストロー専用設備を導入しました。

こうして、紙ストロー化はプラスチックの削減量に大きく貢献していくことになります。「キャロっとさん」「飲む国産野菜1日分」をおいしく飲むことが、環境負荷低減につながりました。たった1本のストローでも、継続して長く利用されるほど成果は大きく育つのです。

  関連動画:プラスチックストローから「紙ストロー」へ『キャロっとさん』

組合員の声をもとに商品開発

参加者にプラスチックストローと紙ストローの2種類の「キャロっとさん」を送り、一緒に飲み比べをしてみました。紙ストローに変更した後には「子どもが噛んでしまう」「味が違う」などの声が届いています。学習会での飲み比べでも「紙の味がする」との意見もありました。「最初の一口は気になるが、そこまでではない」「環境のためになると思えば気にならない」などの肯定的ご意見もありました。ストローは不要という方や、大容量パックの要望もありました。

ひとつひとつの意見に丁寧に返答いただき、パルシステムとメーカー、そして組合員の声をもとに、現在進行形で開発が進められていることが良くわかりました。

でんきも食べものも、私たちの”選ぶ”とつながって

パルシステムでは、プラスチック削減の取り組み以外にも、牛乳パックやⓇマークの入ったリユースびん、ペットボトル、ヨーグルトパック、たまごやトマトの紙容器などを回収しています。意外と知られてないのかもしれませんが、お届けする際にカタログや冷蔵、冷凍、青果の商品が入っている「まとめ袋」も回収し、リサイクルしています。

また、全国の「発電産地」とつながるパルシステムでんきは再生可能エネルギーの普及をめざしています。その電源構成も太陽光発電だけではなくバイオマス発電、水力、風力、地熱発電など再生可能エネルギーが中心です。でんきと食べものはつながっていて、でんきを作った水がお米を育み、でんきを作った陽の下で野菜が青々と育っています。農産物と同じように、顔の見える「生産者」が“でんき”を作っています。

でんきも食べものも、組合員がそれを「選ぶ」ことで、環境をより良くしていくことにつながっているのです。

佐原農産物供給センターの「おひさまシェアリング」

参加者の声

  • 環境を守るために、便利さを手放すことで美しい未来を創る、という気持ちの良さが大切ですね。今後とも組合員として全面的に活動応援していきます。
  • 便利さより環境を重要視している私にとって、プラスチック削減商品は応援したいです。キャロっとさんは形の悪い人参も利用して、原材料を無駄なく使い切っているのも気に入っています。
  • 小さなストローが今、環境問題になっていて、パルシステムの環境への取り組みは素晴らしいと思いました。
  • 紙ストローをめぐる開発のご苦労なども聞けて良かったです。そして、まだこの挑戦が現在進行形で続いていることも改めて知ることができました。
  • 大変な努力をされて 良い物を作り出していらっしゃることに感動しました。それをブレずに続けているパルシステムに入っていて良かったと思いました。

これからも「Zoomで学ぼう!わたしのたべもの」と題して、いろいろなテーマで学習会を開催していきます。皆さんのご参加をお待ちしています!

イベント概要

開催日程
2021年12月13日
10:30 〜 12:15
会場
※このイベントはオンライン企画です。
参加費
無料
申込み〆切日
12月6日(月)17:00
お問合せ
TEL:047-420-2605
メール:
palchiba-kikaku@pal.or.jp
組合員・コミュニティ活動推進部
産直交流課
情報掲載日:2021年11月15日

これまで「食」と「くらし」のさまざまな 問題 を テーマに 開催 してきたオ ンライン学習会「Zoomで学ぼう!わたしのたべもの」。今回は環境をテーマに開催します。

タイトルにある「たべもの」と「環境」と聞いて何を思い浮かべますか?

実は私たちの食卓は環境と大きなつながりを持っているのです。

今回の学習会では人気商品「キャロっとさん」を生産するうえでのこだわりや、プラスチックから紙ストロー変更への企業努力を学び、パルシステムが環境負荷軽減のために取り組んでいる商品の紹介、日本だけではなく現代の社会が抱える環境問題を考えます。

パルシステムの産直産地が取り組んでいる、生物の多様性を守り、農薬や化学肥料になるべく頼らない生産物作りもそのひとつです。環境が食卓へとどのようにつながっていくのか、私たちに何ができるのか、この機会に改めて考えてみませんか。

内 容:パルシステムの環境負荷軽減の取り組み紹介
※参加者 に サンプル品をお届けします。

募 集:50 組程度

※参加者にキャロっとさんをお届けします。

  • 「Zoom」(オンライン会議ツール)を使用した交流会です。
  • ご参加にはパソコン(カメラ付)、またはタブレット、スマートフォンが必要です。
  • 〆切から1週間以内に当落通知を全員に郵送します。

【オンライン接続テスト】

  • 開催当日には個々の接続対応は難しいため、事前に接続確認をお願いします。
  • Zoomが初めての方やご不安な方には、基本操作と接続の確認テストを実施します。
    ご希望の方は先産直交流課まで「メール」でご連絡ください。
    産直交流課 palchiba-kikaku@pal.or.jp