イベントレポート

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2022/03/22レポート公開

1月20日(木)「Zoomで学ぼう!わたしのたべもの」

これまで「食」と「くらし」のさまざまな問題をテーマに開催してきたオンライン学習会「Zoomで学ぼう!わたしのたべもの」。今回は食品添加物・食品表示をテーマに開催しました。講師に消費者問題研究所代表/食品表示アドバイザーである垣田達哉氏を迎え講義いただきました。

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※Youtube動画はこちらから

輸入食品の実態

輸入される青果は、長時間の輸送や貯蔵中に発生する病害虫による被害防止のために、収穫後に農薬を使用することがあります。このような農薬を【ポストハーベスト農薬】と呼びます。収穫後に農薬処理をするため、収穫前の農薬処理に比べて数倍から数百倍も残留性が高いといわれており、国内ではポストハーベスト農薬の使用は禁止されています。レモンティーなどのように皮ごと使用する場合は原産国など気にしてみると良いでしょうとのことでした。
また、海外の大規模な農地では、小麦・大豆・とうもろこしなどの収穫効率を上げるために収穫直前に使用する【プレハーベスト農薬】が広がっています。これにより効率的に収穫作業ができますが、残留農薬量もケタ違いに増えてしまいます。しかし、日本では2017年に輸入小麦などの残留基準値の緩和をして、輸入規制を緩めているそうです。

食品表示でわかること、わからないこと

2022年4月から「すべての加工食品に原料原産地表示」が実施されます。

食品表示は使用量の多い順に表示されています。米菓の表示に【原材料:うるち米(米国産・国内産)・・・】となっている場合は、うるち米の原料として米国産の方が多い割合で使われているということです。
また、原材料名の中には【/スラッシュ】で区切られているものがあります。「/」の前が原材料、後が添加物となります。商品の「原材料名」をいろいろ見比べて、「/」で区切られた後の表示の数の違いに注目してみましょう。
原材料名がでているものは確認できますが、食品表示法の規制対象外の食品もあります。外食やバラ売りの総菜、通販やベーカリーなどは何を使用しているのか表示義務がありません。
他にも表示されない添加物として、サーモンの餌を例に説明いただきました。飼料の中に含有する添加物の中にはサーモンの赤身をおいしく見せるための着色料も含まれてるのです。畜産を含め、食するものが何を食べて育ったのかも考えさせられるお話でした。
講義の後、食卓をみて食材一つ一つがどのように育てられたのか考えてみるきっかけになりました。

添加物の種類

日本の子どもは「アルミニウム」を過剰摂取しているのではないか?と話題になったことがあります。
原因として「ミョウバン(硫酸アルミニウム)」の過剰摂取が考えられます。「ミョウバン」は膨張剤として使用されている添加物です、【ベーキングパウダーを使用する、ホットケーキ、ドーナツ、パン】など、子どもがよく食べるものに含まれています。他にも【タコ、イカ、ウニ】などの煮崩れ防止剤や、野菜の煮物の品質安定剤として使用されています。
そして、よく聞くのが「カラメル色素」です。食品に使われている着色料の中で一番多いのがカラメル色素です。カラメルと聞くと、「砂糖を煮詰めたもの」と思われる方が多いかもしれませんが、添加物として使用されるカラメル色素もまちまちです。糖類を加熱したものだけでなく、糖類に化合物を加えて加熱したものも「カラメル色素」と呼ばれます。食べ物の色味をよくする働きがあり、飲み物や総菜に多く使われています。また「コチニール(カルミン酸)色素」は赤色の着色料で、市販のハムやソーセージに使われています。市販の加工肉には「発色剤」が使用されているものもあり、おいしそうに見えることから多くの市販品に使われています。注意して表示を見てみてください。

パルシステムのホットケーキミックスは国産産直小麦100%!乳化剤や着色料は不使用。膨張剤もミョウバンを含みません。さらに、トランス脂肪酸の健康影響を心配する組合員の声にも応え、ショートニングも不使用です。
パルシステムのハム・ソーセージは原料に国産冷蔵肉を使うことで(豚脂は冷凍も使用)、発色剤や結着補強剤などの添加物を使わなくてもちゃんとおいしい、自慢のハム・ソーセージです。

 

ダイエット飲料などに使われている「人工甘味料」やエナジードリンクに使われている「カフェイン」は、過剰摂取には注意したほうが良いものとして紹介されました。
「リン酸塩」は不使用の動きがみられています。カルシウムの吸収を妨げ、骨粗しょう症の原因、腎機能低下の原因と言われています。リン酸塩が含まれている可能性が高い添加物(一括名)はいろいろな効果があり、多くの加工食品に使われています。かんすい、膨張剤、乳化剤、イーストフード、ph調整剤、増粘安定剤、調味料として添加されているものです。

添加物は安全なのか?

添加物の1日許容摂取量(ADI)とは、人が毎日食べ続けても安全と考えられている量です。このADIは【毎日食べ続けても有害な影響の見られない最大の量実験動物で検証】×【100分の1】とされています。
「添加物は『安全』なのではなく、発がん物質や農薬、アレルゲン、環境ホルモンなど、少量接種での健康影響が解明されていないだけ!」という話を聞いて、確かにと納得しました。

質疑応答

たくさんの質問が寄せられて、時間の許す限り垣田先生に丁寧にお答えいただきました。
時間内に答えられなかった質問は後日、回答をいただきました。

質問表PDFはこちら

パルシステムの考え方

最後にパルシステムの商品づくりについての考え方をお話しました。パルシステムではほんもの実感!くらしづくりアクションとして商品を選ぶことでよりよい社会づくりをめざしています。
商品づくりには「7つの約束」「5つの基本」を掲げて取り組んでいます。

「ほんもの実感」
「7つの約束」「5つの基本」
商品の裏側には原材料をすべて表示しており、添加物を表示する場合は物質名まで表記をしています。カタログをみてパルシステムの商品づくりを改めて確認していただけたら嬉しいです。

参加者の声

・自分で選ぶ力をつけるとともに、パルさんのように安心な購入先を活用することも実践していきたいと思います。
・多くの方に真実をお伝えしていただくのにいい機会でした。これからもパルシステムさんの考え方を広めて、安全安心な食品が流通するようにしてほしいと思います。
・今回の講義のおかげで理解が深まり、食べるものにより気をつけていこうと思いました。知ると知らないでは食からの健康に大きな違いが出ると思います。
・安全安心の食べ物がたくさん出回るためには個々の消費者の選択が大切だと言うことを実感しました。

これからも「Zoomで学ぼう!わたしのたべもの」と題して、いろいろなテーマで学習会を開催していきます。
皆さんの参加をお待ちしています!

Zoomで学ぼう!わたしのたべもの

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URL:https://youtu.be/SbVZX3CzmJg

 

イベント概要

開催日程
2022年1月20日
10:30 〜 12:15
会場
※このイベントはオンライン企画です。
参加費
無料
申込み〆切日
1月10日(月)17:00
お問合せ
TEL:047-420-2605
メール:
palchiba-kikaku@pal.or.jp
組合員・コミュニティ活動推進部
産直交流課
情報掲載日:2021年12月13日

パルシステム千葉ではこれまで「食」と「くらし」についてさまざまな問題を考える学習会「Zoomで学ぼう!わたしのたべもの」を開催してきました。今回のテーマは、私たちのくらしに大きな関わりを持つ<食品添加物・表示編>です。

現在、私たちの回りはたくさんの食べ物があふれています。まずは消費者が知っておくべき食品表示についてお話を聞き、これからの商品選びの助けとなる知識を学びます。

添加物=体に悪いというイメージがありますが、添加物の中には役割や機能を持つものもあります。正しい知識を持って、自分の目できちんと確かめ、食べるものを選びましょう。

大切にしてきた「食」の価値、「いただきます」の言葉に込められた食材への感謝の気持ちなど、大切なものを改めて考えるきっかけとなる学習会です。

  *  *  *  *  *  * 

◆募 集:50組程度
◆内 容:食品表示をもとに添加物について学ぶ
◆講 師:垣田 達哉氏
    (食品表示アドバイザー/消費者問題研究所代表)

  ※今回お届けするパルシステム商品は「だしパック」

  • 「Zoom」(オンライン会議ツール)を使用した交流会です。
  • ご参加にはパソコン(カメラ付)、またはタブレット、スマートフォンが必要です。
  • 〆切から1週間以内に当落通知を全員に郵送します。
  • お預かりした個人情報は適切な運営のために限定して使用します。

【オンライン接続テスト】

  • 開催当日には個々の接続対応は難しいため、事前に接続確認をお願いします。
  • Zoomが初めての方やご不安な方には、基本操作と接続の確認テストを実施します。
    ご希望の方は先産直交流課まで「メール」でご連絡ください。
    産直交流課 palchiba-kikaku@pal.or.jp