イベントレポート

イベントレポート

2021/01/21レポート公開

12月21日(月)食の安全学習会「Zoomで学ぼう!わたしのたべもの」を開催しました!

パルシステムでは「食」と「くらし」を通して、豊かな地域社会を目指しています。今回は「食」を通じて、様々な問題を一緒に考える学習会をオンラインで開催しました。

講師はパルシステム連合会 高橋宏通常務執行役員で、食べ物を選ぶとき・食べるときに知っておいた方が良いことなどについて幅広くお話をしていただきました。

私たちの「食」と「くらし」を取り巻く環境についていくつもの課題があり、お話を聞いて気づいた事がたくさんありました。知っているようで知らなかったこと、目の前にあるのに考えたことがなかったもの、色々な気づきがあり、とても勉強になりました。

講演の一部を紹介します。自分の中で、家族の中で、友人と一緒に『食』について考えるきっかけにしていただけると嬉しいです。

『1960年代の日本は経済成長を目指し、規模や利益で豊かさを図り、効率が最優先と考えられていました。それは生産現場にも広がり、たくさん生産することを第一に求められていました。大量生産・大量消費を基盤として現在は豊かになりましたが、その裏での大量廃棄はなかなか目につきません。今の日本の食料自給率は先進国でも最低レベルの39%で、毎年5600万tの食料を輸入しています。ところが、そのうち1700万tを廃棄していて、その中でまだ食べられるのに捨てられてしまうものが500~800万t。飢餓に苦しむ世界の約10億人分の食料援助量390万tをはるかに上回ります。
日本人が大切にしてきた「食」の価値、四季の旬をいただく「和食文化」や「もったいない」の言葉に込められた食材への感謝の念など、忘れてはならない大事なものを改めて考え、自然や環境を大事にすることで安全で安心な作物が生産されることを知ってほしいと思います。
安価な「売り物」より安全な「食べ物」を選ぶということで私たち消費者が社会を変えていくことができるのです。
「食べ物」は生きていくために無くてはならない、体や心をはぐくむ大事なものです。「食べる」ことは「生きる」こと。生きるために必要な「食」を大切に選んで消費していきましょう。』

「食」選びの達人になるために役立つ知識について

  • 買う時に「自分が何を食べるのか」考えてみましょう。原料となるものの背景を知れば安心できますね。パルシステムの産直産地を知ることで、その生産物の背景を知ることができます。

産直4原則にのっとった協定を結んでいる産地を「産直産地」とよびます。

お肉を買う時にそれがどう育ったのか、なかなか考えることはないでしょう。そこを一度立ち止まって考えてみましょう。多頭で大量に育てられた家畜はストレスで病気になりやすくなり、病気になると薬を必要とします。その薬は肉となり食べる人にも取り込まれるのです。ストレスなく健康に育てられた家畜のほうが安心して食べられますよね。

薬剤に頼らず家畜を健康的に飼育する

  • 買う時に商品表示を気にしてみましょう。何で作られているのかはもちろん、表示は成分量が多い順に書かれています。何を買って食べるのか、きちんと確かめましょう。安価な大量生産品に惑わされないよう選ぶことが大事です。

パルシステムの商品表示

原材料の表示には「遺伝子組換え食品」についての義務はありますが、「ゲノム編集食品」については表示義務がありません。遺伝子組換えもゲノム編集も遺伝子を操作する技術なのは同じです。医療などで素晴らしい躍進をみせる技術ですが、それを食べるものに使うにはまだきちんとした安全確認がなされているとはいえない状況です。ゲノム編集によって大きく成長させたもの、筋肉量を増やしたものなどの開発がすすめられており、市場化も間近になっています。表示義務がないため流通されても消費者は知ることも選ぶこともできません。 「食」を選ぶときは『顔の見える関係』のある所のものを買うのが一番安心できるということですね。

エシカルとは

パルシステムで進めている『エシカル消費』とは、「使う人」「つくる人」「売る人」「社会」「環境」「未来」私たちの消費の後ろにあるたくさんのつながりを知って【選ぶ】こと。食べることによって自分にも環境にも良くなる商品の価値を知って選ぶ、それがエシカルです。パルシステムの「ほんもの」の商品づくりについて、ご存知でしょうか。パルシステムの商品は、単なる「モノ」ではありません。「食」と「農」をつなぎ、いのちの力があふれる社会を、次の世代にきちんと手渡したい。その思いを込めて作っています。

パルシステムの商品づくり

今回は初級編として、幅広くお話しいただきました。お伝えしきれないほどたくさんの“なるほど”を知ることができました。参加者からは「実際に講義を聞くことでパルシステムがどんなふうに育てたお肉、卵、野菜を消費者へ届けているのかを知ることができた」「売り物でなく食べ物を買うということに目が開かれました。ますますパルシステムの食材の安全を再確認しました」など、とても好評でした。 パルシステム千葉では今後も「食の安全学習会」として、『商品表示について』『ゲノム編集食品について』などさまざまなテーマで開催する予定です。詳細が決まりましたらぱるのおと、ホームページでご案内します。 食べる人は作る人の身になって選んでほしい。作る人は食べる人の身になって作ってほしい。「つくる」と「食べる」をつなぐ食の環境を一緒に考えていきましょう!

イベント概要

開催日程
12月21日(月)
10:00~11:45(予定)
会場
※この企画はオンラインイベントです。
参加費
無料
申込み〆切日
12月14日(月)17:00
お問合せ
TEL:047-420-2605 
メール:palchiba-kikaku@pal.or.jp
/産直交流課
情報掲載日:2021年1月21日

私たちの食卓には、毎日いろいろな食材が並びます。
その食材の背景を考えてみる機会はあまりありませんが、添加物をはじめ食品表示法や遺伝子組換え食品はすでに身近なものとなっています。
今後はゲノム編集技術を使った食品や種苗法改正なども、私たちの食に大きく関わってきます。

食べたものは身体になっていきます。
野菜や果物など食の背景を見つめ、毎日食べるものについて改めて学んでみませんか。

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◆募 集:50名程度
◆内 容:日本が抱えている食の問題について、幅広くわかりやすく学べる学習会です。初級編なのでお気軽にご参加ください。
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◎「Zoom」(オンライン会議ツール)を使用した学習会です。
◎ご参加にはパソコン(カメラ付)、またはタブレット、スマートフォンが必要です。
◎〆切から1週間以内に、当日使用する資料を全員に郵送します。