<オンライン産直交流>おいしさそのまま旬の味を冷凍に
2022/04/05レポート公開
2022年2月23日(水・祝) オンライン産直交流
和郷園「野菜の冷凍工場を見にいこう!」
和郷園は千葉県香取市を中心に40種類以上の野菜を生産しているパルシステムの産直産地です。和郷園では青果だけではなく、野菜の加工にも力を入れています。甘みが乗り、大きく育った旬の野菜を「おいしい時期のものを無駄にしたくない」「旬の味のものを食べてもらいたい」との想いから様々な冷凍野菜、切り干し大根などの乾燥野菜の加工品の生産にも積極的に取り組んでいます。
最初は和郷園の井上さん・奥間さんから農事法人・和郷園の取り組みを紹介。和郷園で取り扱っている青果や加工野菜の紹介のほか、面積の広さ、栽培の難しいトマトやケールなどの珍しい野菜についてなどたくさんの興味深いお話がありました。青果の生産だけにとどまらず、加工野菜や耕作放棄地を活用した農園型リゾート施設などの幅広い事業を展開している和郷園。生産者が飼っているヤギは雑草を食べるので除草剤の必要がないこと、チンゲン菜をヤギが食べようとして資料写真の撮影に苦労したことなど、時には楽しいエピソードも交えたお話に参加者も笑顔で聞き入りました。
次はほうれん草の畑からの中継です。
生産者の菅谷さんからタネをまく機械や加工用ほうれん草の収穫時の大きさの説明などをしていただきました。
旬の時期のおいしさを加工するためには充分な大きさに育ったものを収穫しなくてはならないのですが、今年は寒さが厳しく、生育が遅れているとのこと。
とにかく風の強い日でした!
説明してくれている菅谷さんの声も途切れがちの風の音に、寒い中で作業をおこなう生産者のご苦労が伝わってきます。
現在の大きさと収穫する際の大きさの目安を定規を使って説明いただきました。こんなに違う!?
当初はほうれん草の畑を見てから、冷凍加工の様子をオンライン見学する予定でしたが、生産者の言葉にもあったように今年は寒さが厳しく、生育が遅れ、ほうれん草はまだ加工することができません。そのため今回は冷凍さつまスティックの製造過程を見学しました。
加工に使用するのは旬の時期に消費しきれなかったもののほか「規格外」と呼ばれる見た目や形の悪いもの、大きくなり過ぎたものなどです。もちろん味に変わりはありません。
原料となる立派なさつまいもの映像から「もったいない」をなくしたい!という生産者の想いがよく伝わってきます。
さつまいもは輪切りにしたあとでタテにカット。85℃で30分蒸す低温スチーム製法という方法で製造します。茹でるメーカーもある中、栄養や甘みが逃げないように蒸すことで、冷めてもしっとりおいしいさつまいもになるそうです。またそれをさらにマイナス35℃30分の急速冷凍技術でさらにおいしさをキープします。やさしい自然の甘みは小さなお子さんにも安心なおやつですね。
訪れる機会がほとんどない、野菜の冷凍工場の見学は
オンラインだからこそ体験のできる貴重な機会になりました。工場見学も野菜収穫も、今後の開催を検討中です。
これからの産直交流企画をお楽しみに!
「冷凍野菜を使ったお料理は?」
今回、調理実習はありませんでしたが、担当者の奥間さんおすすめのさつまいもスティックを入れたオムレツの作り方を紹介してもらいました。冷凍野菜は加熱しすぎると柔らかくなってしまうのでさっと火を通すのがおすすめとのこと。
常備しておけば夕食の時の1品やお弁当作りにとても便利です。
野菜は充分に育つと糖度が上がり、食べた時の甘みが違います。そんな旬の時期の野菜を無駄にせず、おいしさそのままでお届けするための和郷園の取り組みを紹介します。
和郷園の野菜取り扱い品目は40種類以上。青果でのお届けはもちろんですが、一番おいしい時期を逃さない加工野菜にも力を入れています。乾燥野菜や冷凍野菜を作る上で苦労することは?加工にはどんな行程があるの?
いつでも旬の味が楽しめる冷凍野菜を作るためのこだわりや技術をオンライン工場見学でのぞいてみませんか。参加者には和郷園の冷凍野菜をお届けします。
◆内容:和郷園紹介、野菜の冷凍工場オンライン見学
◆募集:30組 ※商品発送後のキャンセルはできません。
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