「子供のころに一度でもカエルや虫に手で触れてみれば、自然への理解が深まります。そのためにも、適度に人が手入れをした自然環境を守っていきます」

団体のご紹介

●活動を始められたきっかけは?

千葉県主催の「エコマインド養成講座」を受講したメンバー数人で、地域で環境学習を行ったり、団体間が交流をしたりする場を作れないかと考えました。市民ネットワークの仲間にスペースを貸り、チラシを置くことから始めました。阪神淡路大震災以後、ボランテイア活動への関心が高まりましたが、自分に何ができるのか分からない人が多かったようです。必要な人に情報を届けたいと、環境活動団体の情報を集めて、毎月イベント情報紙を発信しています。ボランテイアしたい人と活動している団体を繋ぎたいと考えたのです。

●主な活動は?

千葉市緑区下大和田町の谷津田で、生きものを育む米作りをしています。今後たとえ開発されることになっても、自然を活かした計画にしてほしいと、田んぼを借りて保全活動を始めました。会員でなくてもだれでも参加できます。また一年間の米づくり講座も行っており、終了後『マイ田んぼ』をはじめる人もいます。
農家の方から「作ってみないか」と田んぼを任されたときは嬉しかったです。また、森の手入れも行っています。市内を流れる都川では十九年間、川遊び体験も行っています。事前に安全を確認しますが、実際に入ることで水の匂いや風を感じて、川をからだ全体で知ることができるのです。

●生き物観察について教えてください。

生き物観察は大好きです。谷津田には、個体数が減少しているニホンアカガエルが生息していますが、産卵のためには冬も田に水がなければなりませんし、田んぼが荒れていてはオタマジャクシが育ちません。適度に人の手が加わることが大切なのです。夜の観察でメンバーが辛抱強く撮影した写真を載せて、カレンダー『下和田谷津田ごよみ』を作ったところ、たいへん好評でした。毎月、第一日曜日の観察会は誰でも参加できます。いつ来てもいいように大雨でも受け入れ体制を整えています。

●今後の計画は?

将来開発されることになっても自然を残していきたいです。そのため「生物多様性地域連携促進法」の保全活動計画を作りたいと考えています。市民には計画作りは難しいですが、「関東・水と緑のネットワーク拠点百選」に選ばれたことで、行政も注目してくれるようになりました。市に呼びかけ、一月には環境団体の交流会が開かれることになっています。

DATA

1996年エコマインド養成講座を受講したメンバー数名で立ち上げ、2003年にNPO法人認定。正会員50名、一般会員100名。
住所:千葉市中央区3-13-17
TEL&FAX:043-223-7807
ホームページ:http://www.ceic.info/guide/aboutus.html
●「2014年度パルシステム千葉NPO助成基金」助成団体

代表 小西 由希子さん
代表 小西 由希子さん