「限りある物を大切に感謝し、みんなで分けあって使い、愛情は惜しみなくふり注ぐという保育理念に基づき、たくさんの子ども達を送り出しました。」

団体のご紹介

●活動を始められたきっかけは?

長女を幼稚園に通わせるようになり、「豊かさ故の心の貧困」「便利さ故に体を使いこまない」という当時の幼児教育に強い疑問を抱くようになりました。その“忘れられた部分を大切にして我が子を育てたい”という思いから、幼稚園を途中退園させ、流山の自宅で「お母さん幼稚園」を始めました。最初は近所の子ども達を含め4人からのスタートでしたが、保育理念に賛同する親が口コミで集まり、園児は徐々に増えていきました。

●保育の特徴は?

日本の子ども達の間に伝承されてきた「群れ遊び」を盛んに行っています。戸外でおもいっきり体を使い、大勢で遊ぶことで、体力や気力、知力、やさしさを育てています。土踏まずの形成を促す草履を履物として指定し、普段からよく歩くことによる体力作りにも力を入れています。また、「手を使い創意工夫ができる子」、「働くことや人のために役立つことを喜びとする子」に育ってくれるよう、工作にはたっぷり時間をかけ、園の掃除や作業も日常的に手伝ってもらっています。

●主な活動は?

「かぜのこ子ども祭り」は年に1度の保護者による手作り大イベントで、自慢のお祭りです。その他に、子ども達がかまどで赤飯を炊いて味噌汁を作る月1回のお誕生会、また年に6〜7回、葛飾ポニ―スクール、高尾山登山、江戸川遠足などの、特徴あるさまざまな行事を行っています。園児全員が仲良しきょうだいのように毎日を過ごしています。

●今まで苦労されたことや今後の展望は?

2011年の東日本大震災による原発事故では、子どもの健康を第一と考え、野田へ移転する苦渋の決断をしました。そのため、現在も半数以上の園児が電車で集団登園しています。また、園には資金的な余裕がなく、保育者には安い賃金で働いてもらっています。
そのような苦労はありますが、志が同じ職員や保護者、卒園生など、多くの人の善意と私自身の家族に支えられ、これまで続けてくることができました。なにより、毎日が楽しく、生き生きとした子ども達から幸せをもらったことが継続のエネルギーでした。今後もこれまで通りの活動を続けていければ、最高だと思っています。

DATA

1977年11月自宅で保育をスタート。2011年、現在地に移転。2012年7月6日NPO法人認証を取得。園長・職員4名。園児数35名

住所:千葉県野田市春日町10-7
HP: http://kazenoko.zouri.jp/

●「2014年度パルシステム千葉NPO助成基金」助成団体

理事長 加藤 タミさん
理事長 加藤 タミさん