「傾聴」とは人の話を聴くと同時に、自分の内面を見ることでもあります。電話をかけてきた人自身が、これからどうすべきかに気付いてくれるよう、気持ちを聴いて理解することを心掛けています。

 

 

理事長 渡辺晴代さん(左)
事務スタッフ 吉野秀子さん(右)

 

団体のご紹介

活動を始められたきっかけは?

30年近く、カウンセラーとして講習会を多数手がけてきました。傾聴講座の卒業生から学んだことを、社会貢献の形で活かしたいという希望があり電話相談の活動が始まりました。

 

主な活動は?

傾聴電話「ぬくもりほっとらいん」を週4日実施しています。電話をかけてくる人は年々増え、開始当初の04年から10年間で14倍になりました。中には、社会に対する怒りをぶつけてくる人もいます。月一回の研修では、各自の対応を振り返り共有することで、様々なケースに対応できるようステップアップを目指しています。自分の失敗や欠点をさらすことになり、辛い部分もありますが、他のメンバーに受容してもらうことで、次に繋がっていきます。

メンバーは自分が成長している実感を持って、活動しています。自費で参加する宿泊研修も、毎回参加者が多く、スキルを高め合うだけでなく、メンバー同士和気あいあいとコミュニケーションを深めています。単なるスキルの向上だけではなく、自分のためにもなるから、活動を続けていくことができます。

他にも、傾聴入門講座や受け手養成講座の運営、市民への啓発講座、講演会なども開催しています。市民向け公開セミナー「ぬくもり講座」では、開始前にバザーを行い、参加者がきちんと揃って、開始時間を迎えられるような工夫をしています。講師役や運営スタッフなどは、そのつどやりたい人を募ります。立候補者がいなければ無理にやらない方針ですが、必ず自発的に希望者が出て、講座などの運営ができています。

 

 今後の展望は?

現在は傾聴の無料体験講座に力を入れており、受講した方たちが傾聴を取り入れ、周りの人たちに幸せが広がるのが理想です。傾聴電話の受け手の養成にもつながるので、今後増やしていきたいです。さらに、子育て世代の方も受講できるよう、見守り保育による子連れでの参加も検討中です。

また、「ぬくもりほっとらいん」の存在を高齢者の方にも広く知ってもらえるよう、パンフレットの配布場所を広げることも検討しています。

 

宿泊研修の様子
宿泊研修の様子

DATA

2004年に相談電話開設。2008年、

NPO法人認定。現在、主要スタッフは約40名。電話による無料相談ホットライン、傾聴講座の開催、講師や電話の受け手など、傾聴全般に関する活動をしています。

事務所:〒275-0021
習志野市袖ヶ浦6-9-2

TEL&FAX:047-451-7300

HP:http://www.nukumorihotline.org/

 

●「2015年度パルシステム千葉NPO助成基金」助成団体