ケア・アクシス「つれづれ日記」

2017/09/18

 「多職種連携」介護業界で昨今よく使われる言葉です。介護保険サービスを使うにあたり、関わる各々の分野の人々が、ともに一人の利用者を支えていこうとするものです。

 私のお手伝いした方で、ガン末期のM様がいらっしゃいました。入退院を繰り返す中、ご自宅でご主人と一緒に過ごそうと、サービスを利用することになりました。訪問診療(医師)・訪問看護(看護師)・福祉用具貸与事業所・調剤薬局。M様の状況に合わせたチームです。ご主人もチームの大事な一員です。

 ベッドで寝ているM様を置いて出かけてしまうご主人。「これからのことが怖くて自宅にいられないんです。責めないであげてください。」と、医師よりご主人の気持ちを察する言葉がありました。まさに〝チームみんなでお二人を支える″。葛藤しながらもご主人は一生懸命介護を続けました。

 看護師がM様の着替えをしている時、ご主人が「○ちゃん(M様)、もっと早く皆さんと友だちになっていればよかったね。」と話しかけられました。看護師が「お父さんはドンと構えていて。あとは私たちに任せてくれれば大丈夫。」の言葉に、「うん、わかったよ。」と看護師の目を見て、しっかりと返事をされたその夜、M様は旅立たれました。ご主人の心の準備ができたのがわかったのでしょう。

 これからも、各々の利用者の皆さんのチームの一員が担えるよう、ケアマネジャーを続けていきたいと思っています。

▲ケアマネジャーは連携コーディネーター役
▲ケアマネジャーは連携コーディネーター役

「訪問歯科診療」について

 高齢になると入れ歯の使用や口腔トラブルなどが増え、歯科による診察はとても重要になってきます。「身体が不自由で通院するのが難しい」等、歯科医院まで行くことが困難な場合は、ご自宅でも歯科医師から治療を受けることができます。それが「訪問歯科診療」です。

 例えば、口臭がきつい、ボロボロ食事をこぼす、うまく飲み込めない、認知症があり医院で待っていられない等、お困りはありませんか?

訪問歯科によるケアは、むし歯・歯周病のお手入れ、入れ歯の作製・修理、口腔ケア、誤嚥性肺炎の予防や口腔機能のリハビリテーション等多岐に渡ります。お口の中を整えて、おいしく食事をいただきましょう。

 

生活介護ステーションエルのだ  
ケアマネジャー 高梨洋子