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プレスリリース

2018/02/02
プレスリリース

 生活協同組合パルシステム千葉(通称:パルシステム千葉)は2月2日(金)、政府が募集する【エネルギー政策に関する「意見箱」】に対しパブリックコメントを提出しました。

 

 平成29年8月より総合資源エネルギー調査会基本政策分科会において「エネルギー基本計画の見直しの検討」が議論されています。
 資源エネルギー庁は2017年7月、原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分候補地について「科学的特性マップ」を公表し、地層処分の具体化をすすめるとしました。しかし、日本は4つのプレートの動きにより、時期・場所を問わず地震が起こりうる国です。

 

 パルシステム千葉としては、「原子力発電は100%安全でなければ稼動すべきではない」という考えのもと、「地球温暖化をすすめないために原子力を選ぶ」という計画を見直し、省エネルギー技術の向上ならびに自然エネルギーの安定供給に向けた技術革新と普及対策をすすめるよう意見書を出しました。

 

 パルシステム千葉では、2011年に発生した東京電力福島原子力発電所の原発事故以降、被害の甚大さ、放出された放射能物質による人体、環境への影響などから「減らす(省エネ)」「止める(脱原発)」「切り替える(再生可能エネルギー)」を政策に掲げ、さまざまな取り組みを行っています。

放射性物質と二酸化炭素を排出しない、再生可能エネルギーの拡大を目指し、自前施設へソーラーパネルを設置しているほか、産直産地の農地にソーラーパネルを設置しソーラーシェアリングの取り組みを行っています。また、2017年4月からはパルシステム電力による再生可能エネルギー中心の電気の小売も開始しています。

 

 

 

 

 

 

意見書「エネルギー基本計画の見直しについて要望します」-全文

 

2018年2月2日

経済産業大臣
 世耕 弘成 様

生活協同組合パルシステム千葉
理事長 佐々木 博子

 

エネルギー政策意見箱へのパルシステム千葉の意見
エネルギー基本計画の見直しについて要望します

 

 2018年3月で東京電力福島第一原子力発電所の事故から7年が過ぎます。しかし、福島県に住民票を置いたまま未だに県外で避難生活を続ける方は3万人を超えます。福島県内にとどまった方も、低線量被ばくの不安は続いています。こうした方々のうちおよそ1万人が国と東京電力に対して事故責任を認め納得できる賠償をするよう求めて訴訟を起こしました。「原発は住民に被害が及ぶような事故は起こしません、安全です。」と言い続けてきた国は、裁判でも責任を認めていません。上級審の判断が出るのはこれからです。

 2017年12月13日広島高裁は、四国電力伊方原子力発電所3号機の運転を差し止めました。原子力規制委員会の新基準に合理性は認めながらも、火山噴火による火砕流の影響が十分小さいと評価することはできないとしました。

 2017年7月、資源エネルギー庁は原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分候補地について「科学的特性マップ」を公表し、地層処分の具体化をすすめるとしました。日本には、フィンランドのような「一万年動いていない地層」はありません。日本は4つのプレートの動きで地震の絶えない国です。

わたしたちは、核兵器による被爆も原発事故による被ばくもしたくありません。放射能による健康被害から子どもたちを守りたいと願っています。

 

地球温暖化をすすめないために原子力を選ぶ、という計画を見直してください

 

1、事故被害の甚大さから原子力発電は100%安全でなければ稼動すべきではありません。また高レベル放射性棄物処分の見通しが無いこと、核燃サイクル事業の失敗など、原子力利用の継続には強い不安があります。

2、省エネルギーを徹底して追求し、自然エネルギーによる安定的供給のために予算と人材を使ってください。日本の省エネ技術を更に向上させ、対策・普及に予算や人材を使って最終消費エネルギーを削減し、世界に貢献できる技術と人材を育成してください。

3、自然エネルギーで需要電力量をほぼ供給できるよう、技術革新と普及対策をすすめてください。送電網など電力システムを見直してください。技術革新と利用普及策を強化し、全国の送電網を一体的に運用するなどシステムを改革して、自然エネルギーによる電力を最大限供給する計画をつくってください。

4、2011年3月の福島原発事故以来、多くの国民がどのようなエネルギーを選ぶかに強い関心を持っています。現実の選択が可能になるようなエネルギー政策、エネルギー計画を望んでいます。基本政策分科会で論議が進み、ほぼ作成が完了した計画に意見が出せるだけでは不十分です。基本計画を作成過程から国民が参加できる仕組みをつくり、消費者の意見を充分に反映させてください。

 

以 上

 

 

 

この件についてのお問い合せは下記までお願い申し上げます

パルシステム千葉

 

生活協同組合パルシステム千葉 組織運営部
TEL 047-420-2605 / FAX 047-420-2400
ホームページアドレス http://www.palsystem-chiba.coop  / E-mail palchiba-hp@pal.or.jp
生活協同組合パルシステム千葉 千葉県船橋市本町2-1-1  船橋スクエア21 4階
理事長:佐々木 博子
組合員総数:23.4万人(2016年度末)  総事業高:296.9億円(2016年度末)