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プレスリリース

2016/01/05
プレスリリース

生活協同組合パルシステム千葉(通称:パルシステム千葉)は昨年末に経済産業省へ「電力の小売営業に関する指針(案)に対する意見」及び、「再生可能エネルギー導入促進関連制度改革小委員会報告書(案)に対する意見」の2つを提出しました。

 

いずれも2015年12月に経済産業省よりパブリックコメントの公募がなされており、1つは今年4月からの電力小売り全面自由化に伴う「電力の小売営業に関する指針」への意見の公募、もう1つはエネルギーミックスに示された再生可能エネルギー22~24%の導入水準達成に向けて方向性を示した「再生可能エネルギー導入促進関連制度改革小委員会報告書(案)」に対する意見公募となっています。

 

これを受けパルシステム千葉では、電力の小売営業の指針に関しては、電源構成の情報公開・表示を義務化するよう求める意見書を提出し、再生可能エネルギー導入促進関連制度改革については、価格決定方法や地熱、風力、バイオマスなのどの研究、環境整備についてバランスの取れた予算措置、送配電部門の法的分離の早期実施などの意見書を提出しました。

 

 

▼「電力の小売営業に関する指針(案)に対する意見」-全文

2015年12月24日

 

「電力の小売営業に関する指針(案)に対する意見」

生活協同組合パルシステム千葉

 

≪該当箇所≫

1、需要家への適切な情報提供 (3)電源構成等の適切な開示の方法

  電源構成等の情報について「義務付けについては、開示がおこなわれないことで、需要家の電力使用に於いて実際の損失が生じるわけではない。」とし、「望ましい行為」と位置付け、事業者の取り組みを促すとしている点について。

 

≪意見内容≫

電源構成の情報公開・表示を義務化するよう求めます。

 

当生活協同組合組合員の多くが「二酸化炭素と放射性物質(放射性廃棄物)を出さない電気を選びたい。」と望んでいます。

電源情報を開示しないことは、消費者の自由な電力購入を妨げる行為です。消費者の権利である選択の自由を阻害しています。

 

 地球温暖化の影響は日本にも大きな災害をもたらし、福島第一原子力発電所の事故による被害は未だ救済されていません。こうした状況のなか、多くの人が電源を選択することで「二酸化炭素、放射性物質を出さないエネルギー社会」への転換をしていきたいと切望しています。

 

また、電源を表示しないことは、需要家が価値ある電力商品か否かを選択することで新しい発電事業が成長・発展していく可能性を減退させます。

 

 国は消費者の利益となる情報を積極的に開示し、新しいエネルギー社会を産業と消費者が共につくっていける指針をつくってください。

 

以上

 

 

▼「再生可能エネルギー導入促進関連制度改革小委員会報告書(案)に対する意見」-全文

2015年12月29日

「再生可能エネルギー導入促進関連制度改革小委員会報告書(案)」に対する意見

 

生活協同組合パルシステム千葉

 

1、法改正を必要とする価格決定方法の変更について

  ・案として示された価格決定の方法について根拠を示して説明をおこない、発電事業者、電力需要家、一般消費者からそれぞれの意見を聴き取って、決めてください。

・太陽光への入札制度導入について。大規模太陽光発電設備であっても、地域密着型、地産地消の発電事業については、入札制度は適当ではありません。入札制度導入について広く意見を聞き、きめ細かなルールを作成するなど、慎重な検討を行ってください。

・住宅用太陽光および地域密着型太陽光については、設備導入への支援と配慮ある価格低減スケジュールの設定を希望します。

 

2、地熱、風力、バイオマスなどの研究、環境整備について、より積極的な財政面での支援を報告に盛り込んでください。

   研究、環境整備が必要であると記載がありますが、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会に出された資料を見る限り、2016年度の予算措置は不十分であると受けとめます。原発再稼働で増える最終処分放射性廃棄物の費用などから見て少額です。

エネルギー関連の財政支出について、バランスのとれた予算措置を希望します。

 

3、買い取り義務者を送配電事業者(送配電部門)にすることに関して

 ・2020年度まで法的分離もされず、現在の系統電力会社のなかの送配電部門が買取義務者になるとのこと。公平中立的な事業運営になるのか、消費者には見えないため不安です。

・中立的、公平な事業運営がされるよう、行政または第三者機関による事業状況の監視と情報の公表をおこなってください。

・送配電部門の分離第一段としての法的分離を、2020年度と言わずできる限り早期に実施し、また所有権分離まで進めてください。

 

以上