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2017/07/24

パルシステム千葉では核兵器廃絶へ向けて「ヒバクシャ国際署名」に取り組みます。

2016年4月、平均年齢80歳を超えたヒロシマ・ナガサキの被爆者が「後世の人びとが生き地獄を体験しないように、生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したい」という強い願いを込め、この署名は、核兵器禁止条約が議論されている国連総会に2020年まで毎年届けます。

 署名はこちらから

 

 

広島で7歳の時に被爆され、現在、日本原水爆被害者団体協議会 事務局次長、千葉県原爆被爆者友愛会 事務局長を勤められている児玉三智子さんに核兵器廃絶の願いを伺いました。

明るい未来のために

「自分の体験から、世界中に被爆者を作りたくないんです。小型化され、威力もずっと高くなっています。もしもどこかで核兵器が使用されれば、世界の生態系も変わり、地球規模の被害となる。人類を守るため、安心、安全な明るい未来のためにも核兵器はいりません。」

「世界には1万数千発もの核兵器が現存します。市民一人ひとりが、核兵器は、『いらない、使ったらだめ、作ってもだめ、威嚇しない』と自分のこととしてとらえてほしい。」と児玉さんは願っています。

 

核兵器を保有する国の市民に、被爆者の体験を伝える

児玉さんの被爆体験は、私たちの想像を超えるほど辛く、苦しいもので、原爆によって家族、親戚や多くの友人を奪われました。そして、今でも心はとても傷ついているとお話してくださいました。

 一瞬にして地獄へと変えた原爆は、72年経った今も被爆者を苦しめます。情報がない時代、被爆がうつると避けられたり、就職や結婚で差別を受けたこと、自分の子どもの健康の心配や不安。広島出身であることを言わないで済むなら言いたくないという時期もあったそうです。

「悲惨な体験を世界中の誰にもしてもらいたくない、体験者だからこそひとりでも多くの方に伝えていかなければならない」という強い思いで、1日も早く核兵器が世界からなくなることを願って日々各地で活動されています。

核保有国の市民が、『核は必要のないものである』、という思いを持つことで国を動かし、世界を動かし、核兵器の廃絶へとつながります。核兵器が地球上にあること、それ自体が人道的に許せるものではありません。核兵器がもたらす脅威を私たち一人ひとりが理解し、二度と使われることがない世界にしなければなりません。

「日本は世界唯一の被爆国です。被爆者の声に耳をかたむけ、1日も早く核兵器禁止条約が採択され、世界から核兵器がなくなることを願っています。」

 

 

 ※取材は2017年6月27日に行いました。
7月7日、国連で核兵器禁止条約が成立しました。国連加盟国193カ国の63%にあたる122カ国の賛成、反対1カ国、棄権1カ国と圧倒的多数の賛成で採択されました。

条約の前文では、核兵器の使用による被害者(ヒバクシャ)と、核実験で影響を受けた人々の受け入れ難い苦痛と損害に留意することや、核兵器なき世界の実現は地球規模の公共の利益であることが謳われています。

前文に「ヒバクシャ(被爆者)」の苦しみと被害への「留意」が明記され、「核なき世界」に向けての一歩が踏み出された。

 

前文に「ヒバクシャ(被爆者)」の苦しみと被害への「留意」が明記され、「核なき世界」に向けての一歩が踏み出された。

前文に「ヒバクシャ(被爆者)」の苦しみと被害への「留意」が明記され、「核なき世界」に向けての一歩が踏み出された。

 

 

 

ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名

被爆者は、すみやかな核兵器廃絶を願い、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを、すべての国に求めます。
人類は今、破壊への道を進むのか、命輝く青い地球を目指すのか岐路に立たされています。

  1945 年8月6日と9日、米軍が投下した2発の原子爆弾は、一瞬に広島・長崎を壊滅させ、 数十万の人びとを無差別に殺傷しました。真っ黒に焦げ炭になった屍、ずるむけのからだ、 無言で歩きつづける人びとの列。生き地獄そのものでした。生きのびた人も、次から次と倒れていきました。70年が過ぎた今も後障害にさいなまれ、子や孫への不安のなか、私たちは生きぬいてきました。もうこんなことは、たくさんです。

  沈黙を強いられていた被爆者が、被爆から 11 年後の 1956 年 8 月に長崎に集まり、日本 原水爆被害者団体協議会(日本被団協)を結成しました。そこで「自らを救い、私たちの体験を通して人類の危機を救おう」と誓い、世界に向けて「ふたたび被爆者をつくるな」と訴えつづけてきました。被爆者の心からの叫びです。

 しかし、地球上では今なお戦乱や紛争が絶えず、罪のない人びとが命を奪われています。 核兵器を脅迫に使ったり、新たな核兵器を開発する動きもあります。現存する1万数千発の 核兵器の破壊力は、広島・長崎の2発の原爆の数万倍にもおよびます。核兵器は、人類はもとより地球上に存在するすべての生命を断ち切り、環境を破壊し、地球を死の星にする悪魔の兵器です。 人類は、生物兵器・化学兵器について、使用・開発・生産・保有を条約、議定書などで禁じてきました。それらをはるかに上回る破壊力をもつ核兵器を禁じることに何のためらいが必要でしょうか。

  被爆者は、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを、すべての国に求めます。 平均年齢80歳を超えた被爆者は、後世の人びとが生き地獄 を体験しないように、 生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したいと切望しています。 あなたの家族、すべての人びとを絶対に被爆者にしてはなりません。あなたの署名が、核兵器廃絶を求める何億という世界の世論となって、 国際政治を動かし、命輝く青い地球を未来に残す と確信します。あなたの署名を心から訴えます。

署名は誰でもできます。核兵器廃絶に向け、ぜひ、ご協力をお願いします。

署名はこちらから