ニュース

プレスリリース

2017/11/02
プレスリリース

生活協同組合パルシステム千葉(通称:パルシステム千葉)は10月27日(金)原子力規制委員会が募集する「申請者の原子炉設置者としての適格性についての確認結果(案)」に対し、パブリックコメントを提出しました。 

これは原子力規制委員会が、2017年10月5日(木)、「申請者の原子炉設置者としての適格性についての確認結果(案)」と「東京電力ホールディングス株式会社柏崎刈羽原子力発電所の原子炉設置変更許可申請書(案)(6 号及び7 号原子炉施設の変更) に関する審査書」を公表したことを受け、パルシステム千葉が「適格性についての確認」について、消費者として意見を提出したものです。

パルシステム千葉は「2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所での事故処理において、自力で賠償、廃炉をやり遂げることができず、国民に負担させていることや、事故に関する訴訟の中で、十分な賠償を実行していない点などから鑑みて、適格性があるとは考えられない」との意見を提出しました。
また、こうした状況からも、原子炉を稼動すべきでないことも、併せて述べています。

 
パルシステム千葉では、2011年に発生した東京電力福島原子力発電所の原発事故以降、被害の甚大さ、放出された放射性物質による人体、環境への影響などから「減らす(省エネ)」「止める(脱原発)」「切り替える(再生可能エネルギー)」を政策に掲げ、さまざまな取り組みを行っています。

放射性物質と二酸化炭素を排出しない、再生可能エネルギーの拡大を目指し、自前施設へソーラーパネルを設置しているほか、産直産地の農地にソーラーパネルを設置しソーラーシェアリングの取り組みを行っています。また、4月からはパルシステム電力による再生可能エネルギー中心の電気の小売も開始しています。

 

 

 

 

「東京電力ホールディングス(株)の原子炉設置者としての適格性についての確認結果(案)」
に対する生活協同組合パルシステム千葉の意見
-全文

 

2017年10月27日

原子力規制委員会御中

生活協同組合パルシステム千葉

 

「東京電力ホールディングス(株)の原子炉設置者としての適格性についての確認結果(案)」に対する生活協同組合パルシステム千葉の意見

 

 東京電力に、わたしたちの生命、健康および財産の保護、環境の保全を託すことができるとはとても考えられません。

貴委員会が今回の“適格性についての確認”を行うに至った8月25日東京電力からの「本年7月10日の原子力規制委員会との意見交換に関する回答」で、東京電力は下記の決意を言葉で示しています。

・福島復興、福島第一原子力発電所の廃炉、賠償をやり遂げることと、終わりなき原子力の安全性向上に取り組むことは、当社自身の責任であると改めて自覚します。

・福島第一原子力発電所の廃炉を進めるにあたっては、地元の方々の思いや安心、復興のステップに配慮しつつ、当社は主体的に関係者としっかり向き合い、課題への対応をご説明し、やり遂げる覚悟です。

廃炉と共に賠償もやりきる、汚染水処理は農水産業の風評被害に十分配慮し関係者に主体的に対応すると言葉で書いています。

福島第一原子力発電所の事故処理に取り組み、柏崎刈羽の安全基準を維持し続けるには、莫大なお金が必要でしょう。

現在、東京電力は自力で賠償、廃炉をやり遂げることができず、電気事業法の改訂によって国民に負担を強いています。託送料金を通して需要者(国民)から廃炉、賠償費用を徴収できる施行規則をつくり、国民によく見えない方法で私たちのお金を使っています。

 東京電力が自力で福島第一原子力発電所の事故処理および賠償、まして復興に向けた農水産業対策をやれるとはとても信じられません。

 

わたくしたちは、福島第一原発事故に由りふるさとと呼べる環境やくらしそのものを失った方々の裁判を見守ってきました。10月13日時点、全国で3件の訴訟に対し判決が出されています。いずれも東京電力の事故責任、賠償責任を認めています。しかし公判の中で東京電力は「津波は予見できなかったのであり過失責任は無い。」として原子力損害賠償法の範囲でしか賠償はしないとしています。

 

決意表明だけで廃炉はできません。

言葉だけで実際に求められている賠償を実行しない東京電力に、原子炉を動かすことを認めないでください。

 

 

以 上

この件についてのお問い合せは下記までお願い申し上げます

パルシステム千葉

 

生活協同組合パルシステム千葉 組織運営部
TEL 047-420-2605 / FAX 047-420-2400
ホームページアドレス http://www.palsystem-chiba.coop  / E-mail palchiba-hp@pal.or.jp
生活協同組合パルシステム千葉 千葉県船橋市本町2-1-1  船橋スクエア21 4階
理事長:佐々木 博子
組合員総数:23.4万人(2016年度末)  総事業高:296.9億円(2016年度末)