イベントレポート

イベントレポート

2017/11/30レポート公開

開催日:11月16日(木)
イベントレポートサポーター:岡部 佐有里さん

 

「豚肉」と言えば「日本のこめ豚」!!

今回の産直講座は日本のこめ豚の産地、秋田県の「ポークランドグループ」社長、豊下勝彦さん方をお迎えし、現在の畜産事情やポークランドグループの理念をお聞きし、後半はこめ豚を使った調理実習を行いました。

 

豊下さんのお話の中で驚きの声が上がっていたのが「海外の畜産」についての場面。

狭い檻に何十頭も詰め込まれ不衛生なまま出荷される豚、肉を大きくするため人工的な成長ホルモンを過剰に打たれている鶏、柔らかさを増すために薬を注入し成型・輸出される牛肉。外国では実際に食べた人の健康被害も報告されているそうです。

 

一方、ポークランドグループではどのような養豚が行われているでしょうか。

生まれた子豚はICタグを取り付けて個体管理を開始し、出荷時まで一頭ずつ品質管理をしています。飼料には国産飼料米を30%配合することで、肉質もジューシーで脂もさっぱりとするそうです。

飼育方法も工夫されており、「アニマルウェルフェア(家畜が快適に過ごせる環境づくり)」という考えの基、広々とした豚舎や放牧での育成、バクテリアを含んだ水(BMW※)を与え、もみ殻を含んだバイオベッドを用いることで、豚自身の内臓や皮膚まで清潔なまま出荷できるのだそう。「動物も人も幸せに」の理念が、結果として肉質のしっかりした豚を育てていることがわかります。

その後、パル・ミートへ運搬・加工されるまで肉は低温に保たれます。パック詰めではなるべく空気に触れないように肉を重ねてパック。これは水分が蒸発して肉質がパサパサしないようにするため、との説明でした。私たちの元に豚肉が届くまで色々な工夫がされているんですね。

 

お話の後は調理実習の時間。

こめ豚を使った献立に皆さん笑顔。「色が鮮やか」、「焼くだけでもいい香りね」という声が聞こえます。
調理も終了、「いただきます!」
「あまーい!」、「かむたびにジューシーね」、「臭みが気にならないわ」との感想が各テーブルからあがります。
食べ比べでも、こめ豚は塩を付けただけで噛めば噛むほど甘みが出て、ご飯が進みます。おかわりする人も続出。皆さん、「ごちそうさまでした!」

 

「皆さんがおいしい豚肉を食べてくれて嬉しいです。これからも頑張っていきます!」と笑顔で豊下社長がおっしゃっていました。

生産者と消費者の距離が近くなると、お互いのことを知ることができ、食べるきっかけとなります。日ごろ食べているものの背景や安全性がわかるとさらにおいしさが増す、そう思った産直講座でした。

 

※BMW(バクテリア・ミネラル・ウォーター)・・・・豚舎から出たよごれた水を、バクテリアがいる土や石で何度もろ過した水。BMW技術は、汚水を生物活性水に変えるだけでなく、農場の外へ流さない自然環境も考えた仕組みです。

左からパル・ミート加藤龍一さん、秋田・ポークランドグループ豊下勝彦社長、JA全農ミートフーズ夛田一樹さん。それぞれの連携があるからこそ、私たちの元においしいお肉が届くのですね。
「飼料には地元の米を加え、子豚の糞尿などを加工して農業に使ってもらう、こうして地域循環・資源循環が行われています。このサイクルで地元の活性化にもつながるんです」と豊下社長からの説明。
「バイオの力で豚自身の内側から外側まで清潔で、免疫力も高い。病気をしても治す力があるんです」との声に皆さん「バイオの力ってすごい!」という声。放牧では元気な子豚ちゃんが走りまわっています。
この日の献立は、「超豪華な肉巻き/産直野菜添え・豚汁」、「こめ豚炊き込みご飯」、「クリーミーヨーグルト」。肉巻きは味噌を塗った豚肉にチーズ・さつまいも・いんげんを巻いて焼きます。味噌と豚肉の相性がとてもよかったです。
モモスライス(左)とローススライス(右)の食べ比べ。焼いて塩で食べます。 どちらも甘く、かみしめるほどに肉汁が出てきます。「塩をつけなくてもとても甘いです」との感想。食べ比べでしたがあっという間に食べてしまいました。
おいしいお肉の焼き方の質問に答えるパル・ミートの加藤さん。「お肉を焼くときはお肉を常温に戻し、ドリップが出ないようにすること」、「焼いたときに肉の色が変わった時を逃さずにかえすこと」が肉汁を逃さず焼き過ぎないのがコツだそうです。

イベント概要

開催日程
11月16日(木)
10:30~14:00
会場
千葉市生涯学習センター
会場住所
千葉市中央区弁天3-7-7
アクセス
JR「千葉」駅 徒歩8分
モノレール「千葉公園」駅
徒歩5分
参加費
無料(昼食つき)
申込み〆切日
10月30日(月)17:00
お問合せ
TEL:047-420-2605
FAX:047-420-2400
メール:
palchiba-kikaku@pal.or.jp 
/組合員・地域活動推進部
情報掲載日:2017年11月30日

できるだけ輸入飼料に頼らず、日本のお米で豚を育てる取り組み「日本のこめ豚」。休耕田や耕作放棄地を活用することで地域農業の活性化にも貢献します。
生産者のお話を聞くだけではなく、実際に食べて「納得」の学習会です。

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◆定員:20名
◆保育あり(5名)
◆保育費:1人につき500円
     (チーパス提示で200円)

※産直・農体験交流お申し込みのご注意
【抽選・当落通知】〆切後に抽選を行い、当落通知を郵送します。
【アレルギー対応】提供する食事のアレルギー対応はできません。
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―産地を知れば見えてくる、おいしい理由―
2017年度パルシステムの産直講座(予定)

産直講座はパルシステムの産地とその地域を組合員に広く知っていただくことを目的として、毎年生産者を招き県内各地で開催しています。

・11月28日(火) 庄内共同ファーム(山形県)
講座内容:お米と餅 開催場所:船橋市 

・12月14日(木) 野菜くらぶ(群馬県)
講座内容:青果全般 開催場所:柏市

・2018年1月25日(木)ジョイファーム(神奈川県)
講座内容:柑橘 開催場所:千葉市予定

開催地MAP