理事長メッセージ

 2015年度は、パルシステムのエネルギー政策「減らす・止める・切り替える」が大きく前進した年でした。パルシステムグループでは、組合員に再生可能エネルギーを中心とした電力供給を担う会社を立ち上げた他、パルシステム千葉では生産者と協同で作物を育てながら発電を行う「パルシステムのおひさまシェアリング」を設置しました。また、事業所などで使用している照明をLED電球へ切り替えをすすめています。ぜひ、皆さんもご家庭の中で電気を浪費していないか、今一度くらしを見つめ直してみてください。このエネルギー政策をつくるきっかけとなった東日本大震災の発生から5年目を迎えた今もなお、仮設住宅でくらす避難者は7万人以上います。パルシステム全体で「福島の子ども保養」をはじめとした様々な支援を継続していきますのでご協力の程、よろしくお願いいたします。

 また2015年は戦後70年にあたり、平和に関する企画として、実際に現地に足を運び、戦争体験者からお話を聞く機会がありました。千葉県内にもいくつかの戦跡があり、地域の有志の方々のお力によって保存されていたり、当時を伝えるガイド役をされていたりします。しかし残念なことに当時のことを語れる方は年々減っています。私たちが住んでいる場所で、かつて何が起こったのか、今が次世代へリアルに伝えられる最後のチャンスではないでしょうか。そして、戦争体験者のお話の中で必ず出てくるのが食べ物のことです。戦火の中では安定的な食糧生産はできず、食べ物を手に入れるのに苦労したと言われています。現在、周りを見渡せばモノが溢れていますが、一方で、今日の食事にも困っている人たちがいます。また、世界を見渡せば戦火に怯える子どもたちがいます。私たちが考える平和という言葉には様々な意味が内包され、パルシステム千葉の理念である「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」に通じています。引き続きくらしの根幹である平和の活動を行ってまいりますので、積極的なご参加をお待ちしております。

 事業につきましては増収減益となりましたが、年度予算は総事業高、経常剰余ともに達成することができました。組合員の皆さんの日頃のご利用に感謝し、ささやかではありますが年度末には「組合員感謝セール」を実施しました。私たちの商品は運動そのものとしてストーリーがあり、選ぶことで作り手や産地を応援するとともに、自然環境を守ることにもつながります。今年度も組合員のくらしを軸に事業活動を推進し、より良い組織となるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

パルシステム千葉
理事長

佐々木 博子