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【2023年度】パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 交付団体 vol.4「特定非営利活動法人コハレLABO」の活動を紹介します!

【事業名】ハレカフェナイト(子ども食堂)

▼こうして助成金を活用しました!

業務用スチームコンベクションオーブンの購入費用に充てます。(現在は設置のための排水管交換などの準備中)

パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金
地域の諸課題に市民事業・活動として取り組む団体を資金や広報の面で支援するために、パルシステム千葉が2001年度から設置しています。

 

7年ほど前、脱サラしてカフェを営んでいたところ、縁あって「子ども食堂」の運営に参加する機会を得ました。その後、紆余曲折あって私が中心となり、現在の場所で新たに活動を開始しました。常設の「ハレカフェ」の運営を中心に、子どもが一人でも安心してごはんが食べられる子ども食堂「ハレカフェナイト」やフードドライブ、親子ワークショップ、オンライン相談室などを継続的に開催しています。

 

昭和の商店街で週1回の子ども食堂

活動拠点となっている船橋市湊町地区(ららぽーとTOKYO-BAY・ビビット南船橋近く)は市外からの転入者も多く、地域とつながりの薄い子育て世帯が増えています。昭和のころからの商店街にあって、保育園や幼稚園にもほど近い子ども食堂「ハレカフェナイト」は、1週間の疲れがピークを迎えるであろう木曜日の夜に毎週実施。予約制で、毎回110食を提供しています。週1回の参加でお互いに顔見知りとなり、子育て世帯や若者たちを中心とした地域の多世代交流の場になっています。

献立をプロデュースするのは活動メンバーの1人である栄養士で、栄養バランスに配慮したバラエティー豊かなお弁当を用意し、子育て世代の負担を少しでも軽減できるように工夫しています。

また、運営初期にはカフェの常連客などに声かけして集めていたスタッフも、最近は学生メンバーが自発的にSNS等で告知するうちに集まるようになり、毎回15名ほどのボランティアが参加しています。特定の大学に偏らない個人参加がほとんどで、学生メンバーが大人たちと協力しながら運営に携わる姿を見るにつけ、こうした場が次世代を担う若者への応援にもなっていると感じます。

多世代のかかわりで子ども・子育て世代をサポート

収入・年齢・習い事・属性等々によってコミュニティが細分化された現代は、都市部を中心に昭和時代の商店街や子ども会など地域全体で子どもを見守ったり子育てをサポートしたりするしくみが失われ、日頃の生活から多様性を感じることが難しい社会になっています。多様な世代が参加者、ボランティアとしてかかわることで、子ども・子育て世帯を温かく支援する地域づくりに寄与していきたいです。

増えるニーズにどう応えるか

コロナ禍に加え水道光熱費や食材などの物価高騰で、子ども食堂を必要とする家庭が減る気配はありません。ほとんど寄付でまかなってきた食材も、増加する生活困窮家庭への配給を優先されるケースが多くなり、これまでのような運営が難しくなってきています。今後は、必要な量の食材を確保するだけではなく、運営資金を調達するためのさまざまな可能性を探っていく必要があります。

子どもは地域の中でこそ豊かに育つ

子育ては家庭の中で親だけの責任で行うものではなく、教育も学校や塾だけで行うものではありません。子どもは地域の中で人間関係を広げていきながら「豊かな心」「社会性」「多様性」などを身につけていくものです。さまざまな社会体験を通じて学び、好奇心を育て、他者の価値観を尊重しあえるような居場所づくり、子育てをめぐって人々が信頼関係で結ばれるまちづくりを推進できればと思います。

これからもサポート、ボランティア、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

お問い合わせ先

特定非営利活動法人コハレLABO

所在地:船橋市浜町1-6-5-120(浜町商店街内)
TEL:090-6714-4200(火~土10:30-18:00)
メール support@cohalelabo.org
ホームページ https://halecafe.jp/