もっといい明日へ「超えトーク」第3回 親子でいっしょに「リサイクルの流れを追ってみよう!」

2023年8月15日

8月3日(木)、東京・東新宿本部でオンライン開催し、夏休み中の子どもと親でパルシステムのリサイクルについて学びました。埼玉県杉戸にあるパルシステムのリサイクル品回収センターからの中継も交え、回収品の行方なども実際に見学しました。

パルシステムでは2022年4月より「もっといい明日へ超えてく」と掲げ、一人ひとりの行動で未来が楽しみになるサステナブルな活動を進めています。今回は、夏休み中の組合員のお子さんにも参加してもらい、リサイクルをテーマにクイズや工場見学、アイデア意見交換などを行いました。組合員や役職員、約180名が参加しました。

開会にあたり当会商品委員会・樋口民子委員長(パルシステム埼玉理事長)は、「牛乳パックやカタログなどをパルシステムに戻すと何に生まれ変わり資源の再利用につながるかなど、地球に負担をかけずに生活する実感を学んでいきたい」とあいさつしました。

環境政策推進室の高久祐子は、地球温暖化による地球の危機、それを少しでも回避するため今からできることを説明。世界的に平均気温が高くなり、この100年で世界は0.74℃、日本は1.3℃上昇と紹介。この気候変動は地球の三重危機(気候変動、自然・生物多様性の喪失、汚染と廃棄物)にあたり、人間の活動が原因で起きていると説明しました。

回避には3Rと呼ばれるリデュース~そもそもごみを発生させない工夫、リユース~ものを捨てずに繰り返し使う、そしてリサイクル~ごみを資源とし別のものにして再利用する があります。高久職員は「パルシステムでも商品の容器包装を減らしたり、カタログや紙パック、プラスチックなどの回収に取り組んでいますが、このあとのクイズで取り組みを詳しく学びましょう」と呼びかけました。

 

1日約2.4トン回収する紙パック。圧縮し四角い塊にします。

 

リサイクルクイズは商品開発本部・野津本部長が出題し、組合員はチャットで回答。回収した紙パック、たまごパック、ジャムなどのびんはどうなる?にたくさんの回答があり、ほとんど正解はさすがです。

答えはパルシステムの動画を見たり、杉戸センターからパルシステム電力の古谷隆が中継で説明しました。古谷職員はセンター内を移動し、回収品の置き場を紹介。圧縮して四角い塊になった紙パック、お料理セットの紙トレイ、段ボール、ペットボトル、資源プラスチック(カタログ袋、お米の袋など)がまとめてあり、紙パックはパルシステムのトイレットペーパーの製造工場、カタログや段ボールは製紙工場、洗ビン工場などそれぞれの工場へ運ばれて行きます。

プラスチック品のリサイクル率の質問に、2022年度はカタログ商品まとめ袋が約25%と4人に1人の回収率ということで協力を呼びかけました。牛乳パックやビンを出す際には、きれいに洗ってできるだけ乾かし、また回収対象品以外のものは出さないように訴えました。

 

牛乳パックの手開きを指導する高久職員

高久職員の指導で牛乳パックの手開きにも一斉にチャレンジ。「多少開いたところが汚くなっても大丈夫なので、ぜひお子さんとチャレンジしてみて」と伝えました。

意見交換では、今後リサイクルできたらいいと思う商品の質問に豆腐のパック、現在回収できないビン、ソースや納豆の入れ物など多くの商品の要望があがりました。最後にパルシステムの取り組んでいる「もっといい明日へ超えてく」ためには?の質問には、「分別する」「ごみを拾う」「水筒を持つ」「ごみを出さない」などたくさんの意見が出され、第3回超えトークを終了しました。